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THE POWER OF CLOTHING
サステナビリティが描く未来 サステナビリティが描く未来

Sustainability in Motion

サステナビリティが描く未来
THE POWER OF CLOTHING
LifeWearとは、あらゆる人の生活をより豊かにするための服。その理念に基づき、ユニクロは「事業活動」と「サステナビリティ」が一体となった新しい産業の創出を目指しています。お客様の声を起点に商品を開発し、必要なタイミングで必要な量だけつくり・運び・届け、お客様に長く愛していただいた後も、服が捨てられることがなく、その価値を最大限に活かしていく。目指すのは、そんな未来。私たちの事業は、社会の安定があってこそ成り立ちます。LifeWearが多くのお客様に選ばれることで、世界が少しずつ良い方向へ向かっていく。その進捗を、具体的な数値とともにご紹介します。

温室効果ガス排出量削減

気候変動と生物多様性への影響を軽減するため、気候変動枠組条約に基づいて策定された、長期目標(パリ協定)における、2050年までの温室効果ガス排出量削減目標を尊重。商品の生産から廃棄までを含む事業活動全般で、目標達成に向けた温室効果ガス排出量の把握と削減に取り組んでいます。

自社領域(店舗と主要オフィス)

自社領域(店舗と主要オフィス)

温室効果ガス排出量 目標 2030年度 (2019年度比)

温室効果ガス排出量 目標 2030年度 (2019年度比)

90%削減

進捗 2024年8月期

進捗 2024年8月期

83.3%

エネルギー使用の効率化によって温室効果ガスの排出量を削減

店舗の省エネルギーを推進し、電力使用量を削減することによって、温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。国内のユニクロ店舗では、2020年度末までに、温室効果ガスの排出量を2013年度実績比で、単位面積あたり10%削減することを目指しました。LED導入などの取り組みを進めた結果、日本国内では2014年春夏以降に開店したすべてのユニクロ、ジーユーはLED照明を導入しており、海外のユニクロ店舗でもLEDの導入を進めています。現在、2030年度の温室効果ガス排出量削減目標の達成に向けて、時間外の利用制御やあらかじめ設定した温度に自動的に調節される空調オペレーションコントロールシステムを導入し、さらなるエネルギー使用の効率化とそれに伴う温室効果ガス排出量の削減に努めています。また、照明・空調の調整、低圧受電への切り替えといった施策を実行するとともに、店舗設計の段階でエネルギー効率の高い新たなロードサイド店舗のフォーマットを開発しています。2023年4月にオープンした、ユニクロ 前橋南インター店では、消費電力を抑えるための省エネルギー技術採用や、太陽光パネルの設置により、省エネルギーと創エネルギーの組み合わせた店舗設計を行い、ZEB Ready*を取得しました。今後も省エネ、創エネに技術を採用した店舗を国内外で増やしていきます。
*ZEB(年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの建築物)を見据えた先進建築物として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備えた建築物
再生可能エネルギーの利用

再生可能エネルギーの利用 目標 2030年度

再生可能エネルギーの利用 目標 2030年度

100%

進捗 2024年8月期 

進捗 2024年8月期 

84.7%
欧州(一部の国を除く)、北米、ベトナムのユニクロで実質再生可能エネルギー100%達成

店舗での省エネルギーに取り組むとともに、 再生可能エネルギーへの切り替えを加速

太陽光発電設備の設置や電力会社の提供する再エネメニューの購入、再エネ電力証書の購入など、再生可能エネルギー100%の目標達成に向けて、着実に取り組みを進めています。

サプライチェーン領域

サプライチェーン領域

温室効果ガス排出量 目標 2030年度 (2019年度比) 

温室効果ガス排出量 目標 2030年度 (2019年度比) 

20%削減

進捗 2024年8月期 

進捗 2024年8月期 

18.6%

取引先工場と強いパートナーシップによる温室効果ガス排出量削減計画の推進

ファーストリテイリングは長年にわたり、取引先の工場が直面する課題を一緒に考え、解決することで、ともに成長することを追求してきました。その強いパートナーシップで、サプライチェーンにおける温室効果ガスの排出量を着実に削減。生産量の約9割を占める工場とともに、省エネルギ―、脱石炭、再生可能エネルギーの導入などを織り込んだ、温室効果ガス排出量削減計画を策定し、取引先工場との定期的な対話を通じて推進しています。

商品領域

商品領域

全使用素材に対するリサイクル素材などの使用割合 目標 2030年度

全使用素材に対するリサイクル素材などの使用割合 目標 2030年度

50%(約)

進捗2024年度

進捗2024年度

18.2%

原材料生産に関わる温室効果ガス排出量削減を可能にする研究開発

原材料の生産における温室効果ガスの排出量を削減するため、2030年度までに、全使用素材の約50%をリサイクル素材など、温室効果ガスの排出量が少ない素材に変えることを目標としています。 また、ポリエステルにおいては、2024年企画商品において、全ポリエステル素材のうち47.4%でリサイクルポリエステルを採用。ポリエステル繊維はリサイクル技術が比較的発達しているためリサイクル素材への切り替えが進めやすく、ドライEXやファーリーフリースといった商品で採用が進んでいます。コットン・ウールなどの天然素材については、研究開発を取引先パートナーと進めており、既存商品と同等の品質、着心地のよさを実現できる素材の開発に取り組んでいます。

有明プロジェクトの推進

デジタル技術の活用とサステナビリティとの一体化による環境負荷の低減

有明プロジェクトの推進
世界中の店舗やEコマースを通じて集まるお客様のご要望など、膨大な情報を分析することで、お客様のニーズを起点にした商品づくりを行っています。これまでも、エアリズム、ウルトラライトダウン、ヒートテックなど、機能性のある服を開発し、提供してきました。 有明プロジェクトを推進し、より高いレベルで実行することで、「無駄なものをつくらない、運ばない、売らない」を実現し、お客様の満足の向上と、環境負荷の低減につなげていきたいと考えています。

RE.UNIQLOの推進

資源を有効に使い、環境への負荷低減を目指します

RE.UNIQLOの推進
ユニクロでは、お客様のもとで不要になった服を回収し、服に新しい価値を与えて次へと活かす、お客様参加型の取り組み「RE.UNIQLO」をスタート。2006年から行ってきた「全商品リサイクル活動」における、難民・国内避難民への衣料支援(REUSE)に加えて、回収した服を新しい服や資材としてよみがえらせるリサイクル(RECYCLE)を進めています。商品のライフサイクルを通じて、余分な廃棄物、温室効果ガス排出量、資源使用量の削減(REDUCE)につなげていきます。さらに、ユニクロの「RE.UNIQLO STUDIO」では、愛着ある服を大切に着続けていただくため、リペア(REPAIRE)やリメイク(REMAKE)などのカスタマイズサービスを提供しています。

社会貢献活動のグローバル推進

グローバルに事業を展開するユニクロは、各国や地域における社会的課題を解決するための支援を行い、コミュニティとの共存・共栄をめざしています。そのためにも、各コミュニティの経済状況や社会状況の安定が重要であると考え、自社が持つ店舗・人材・商品・ノウハウなどを活用し、服のビジネスを通じたコミュニティへの貢献活動に取り組んでいます。

社会貢献活動への投資

社会貢献活動への投資

目標 2025年度

目標 2025年度

100億円規模

進捗 2024年8月期

進捗 2024年8月期

82億円
※ファーストリテイリンググループ、ファーストリテイリング財団、柳井正財団、柳井ファミリーの合計の実績

各コミュニティのニーズや社会的課題の解決に向けた積極的な投資

ファーストリテイリングが行うさまざまな社会貢献活動への投資のひとつとして、2022年9月、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とともに、バングラデシュのロヒンギャ難民の女性を対象とした自立支援プロジェクトを開始。また、2023年2月にはUNHCRからの要請を受け、トルコ・シリア大地震を対象に100万ユーロの寄付と衣料支援を実施しました。2023年4月には、次世代の車いすテニス選手を応援するイベントを、国枝慎吾選手、ゴードン・リード選手とともに開催。8月にも、世界で活躍できる子どもたちの育成を目的に、ロジャー・フェデラー氏とテニス・アート・カルチャーをテーマとしたイベントを開くなど、ユニクロのアンバサダーと一緒に、次世代の育成にも取り組んでいます。また、ファーストリテイリング財団は、世界中の慈善活動団体が集い、アジアの自然環境・教育・公衆衛生に関する課題解決を目指す「フィランソロピー・アジア・アライアンス」に加盟。10年間で2500万米ドルの拠出を決定。ベトナム人留学生への奨学金も開始し、第1期生の6名は2023年秋より日本の大学に入学しています。

衣料支援の推進

衣料支援の推進

目標 2025年度

目標 2025年度

1,000万着

進捗 2024年度実績

進捗 2024年度実績

470万着
※新品・古着含む

不要になった服を回収してリサイクル

社会的に弱い立場にある人々の自立支援や救援衣料にユニクロ、ジーユー、セオリー、プラステ、コントワー・デ・コトニエでは、お客様のもとで不要になった服を回収し、UNHCRや公益社団法人ジョイセフなどと連携して、世界の難民や国内避難民へと寄贈しています。ほかにも、女性や若者の自立支援、緊急災害時の救援衣料としても役立てています。着なくなったユニクロの服をリサイクルし、次へ生かすためのプロジェクト「RE.UNIQLO」で集められた服の一部も、難民支援に役立てられています。現地でしっかりと役立つ服を届けるには、現地のニーズに寄り添うことがとても大切。UNHCRや世界各地のNPO・NGOと連携することで、必要な服の数や種類、配送ルートを入念に確認しながら、本当に必要な服だけを確実に届けられる支援活動を進めています。活動開始以降の累計寄贈点数は、5,897万点にのぼります(2006年〜2024年8月末)。

難民や社会的に脆弱な立場の人々、次世代、文化芸術、スポーツの領域での支援受益者

難民や社会的に脆弱な立場の人々、次世代、文化芸術、スポーツの領域での支援受益者

目標 2025年度

目標 2025年度

1,000万人

進捗 2024年8月期

進捗 2024年8月期

234万人

コミュニティとの共存・共栄をめざして社会の安定と活性化のための継続的なサポートを実施

社会の安定と活性化を促進し、コミュニティとの共存・共栄を実現するためには、社会的に弱い立場にある人々への支援を継続しておこなうことが重要であると考えています。 たとえば難民の方々への支援としては、自らの力で生活するための自立支援や職業訓練、雇用の支援などを包括的に展開しています。出身国や境遇に関わらず、故郷を追われたすべての人を継続的にサポートすることを目指しています。社会の未来を担う若者や子どもたちへの支援も、コミュニティエンゲージメントのひとつです。ファーストリテイリングの従業員が講師となって子どもたちに教える出張授業や、職業体験、大学進学への奨学金プログラムなど、教育支援や社会進出支援なども提供しています。また、文化芸術の支援を通じて、地域の人々がアートに触れる機会を創出する活動や、アスリートとの交流を通して、子どもたちが好きなスポーツに出会い、アクティブなライフスタイルを学べる活動も展開しています。

サプライチェーンの透明性向上とトレーサビリティの確立

サプライチェーンで働くすべての人の基本的人権を尊重し、心身の健康や安心・安全を確保することは、最も重要な責務です。いかなる人権侵害(特に、児童労働や強制労働、ハラスメント、差別や暴力など)も容認しないという方針のもと、生産パートナーと協力し、遵守していく仕組みを構築しています。

お客様に安心をお届けする情報開示

お客様に安心をお届けする情報開示

トレーサビリティ確立の取り組みと並行して、透明性の向上を目指します

お客様に安心して商品を手に取っていただき、長くご愛用いただくために、それぞれの商品がどこで、どのようなプロセスを経て作られたのかという情報をお届けしていきます。2023年8月より、一部の国のユニクロ、ジーユーのオンラインストア内にて、各商品ページに「地球・社会への影響」という項目を作りました。現在は、各商品の縫製国の情報を掲載していますが、今後、対象国・地域を順次広げていきます。また、お客様が本当に必要とされる情報はなにかを見極めながら、掲載する情報を充実させていく計画です。

労働環境モニタリングと評価

労働環境モニタリングと評価

労働環境の改善をめざして、より実行性のあるモニタリングを実施

ファーストリテイリングでは「生産パートナーコードオブコンダクト」の遵守を要求し、それに基づく労働環境モニタリングを2004年から実施。品質や生産進捗管理を担う生産部の従業員が上海、ホーチミン、ダッカ、ジャカルタ、バンガロールの生産事務所に常駐し、毎週、取引先工場を訪問。直接工場の現場を把握し、正しい生産プロセスへの改善指導などを行い、取引先と一体で、責任ある調達を実現しています。また、全縫製工場、主要素材工場や一部加工工程を委託している工場のリストをウェブサイトで公開しています。

バングラデシュ女性エンパワーメントプログラムの推進

バングラデシュ女性エンパワーメントプログラムの推進

管理職になる意欲をもつ女性たちのキャリアアップをサポート

2023年3月、アパレル産業における女性の地位向上を支援する継続的な取り組みの一環として、バングラデシュにおける「女性エンパワーメントプログラム」の目標を設定しました。具体的には「1,500人の女性従業員が管理職になるためのトレーニングを受講」、「対象工場における女性管理職比率が平均30%以上に上昇」、「託児所や託児サービス・身体的、精神的健康を増進するためのサポート・安全な通勤手段のサービスやサポートを、すべての女性従業員が受けやすい環境の整備」、を目標としています。バングラデシュの主要取引先縫製工場8工場とともに、これらの目標を2025年末までに達成することを目指してきました。2025年8月末時点で、トレーニング受講者数2,834人、女性管理職比率32%と、いずれの数値目標も達成しています。また、主要工場において専門業者と連携して新たに託児所を導入するなど、女性が安心して働ける環境の整備も着実に進めています。今後は、バングラデシュのアパレル産業が女性の活躍フィールドとして持続的に発展するために何が必要かを考え、実行してまいります。それが工場の生産性や品質向上を通じてお客様への提供価値を高め続けることに繋がると考えています。

その他の取り組み

有害化学物質の排出撲滅

有害化学物質の排出撲滅

主要な縫製・素材工場でのZDHC排水基準遵守

主要な縫製・素材工場でのZDHC排水基準遵守

100%達成(2030年末目標)
2024年末進捗 主要な縫製・素材工場でのZDHC排水基準遵守99.7%を達成

グローバルで全管理職における女性比率

グローバルで全管理職における女性比率

50%に引き上げ(2030年度目標)
2024年度進捗 グループ全体の女性管理職比率46.1%に上昇

原材料調達の推進

原材料調達の推進
原材料調達ガイドラインにおいて、素材別に推奨素材と禁止素材を定義。ガイドラインの遵守状況と確認手順の明確化に着手。

水使用量削減

水使用量削減
2023年12月末時点 対象工場の51%が、単位あたり水使用量を2020年比10%以上削減

廃棄物削減

廃棄物削減
お客様へ商品をお届けする過程で使用する資材について、廃棄物管理を徹底し、梱包用のプラスチック袋の削減とリサイクルや、梱包用資材、商品用パッケージのリサイクル材使用を推進。

服のチカラを、 社会のチカラに。

よい服をつくり、よい服を売ることで、 世界をよい方向へ変えていくことができる。 私たちは、そう信じています。

サステナビリティが描く未来

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