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最高にエゴイスティックなサッカーマンガ『ブルーロック』に夢中

May 22, 2026
UT
ワールドカップ開催を控え、ますます盛り上がりを見せるサッカーシーン。UTでは、大人気サッカーマンガ『ブルーロック』と初のコラボレーションが実現。エゴイズムをテーマに、サッカーサバイバルという新境地を切り拓いた『ブルーロック』は、2018年に『週刊少年マガジン』にて連載開始、後にアニメ化され、世界中を熱狂させている。そんな物語を盛り上げるエゴ炸裂の人気キャラクターたちがTシャツになった。今回のコラボレーションに合わせて、原作者・金城宗幸先生とマンガ家・ノ村優介先生の二人にメールインタビュー。

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原作者・金城宗幸


Q. 『ブルーロック』構想のインスピレーションソースを教えてください。

まずは、多くの人に楽しんでもらえる作品にしようと思い、ボールひとつさえあれば世界中どこでもできるスポーツであり、自分が好きなサッカーのマンガにしようと。そこに『カイジ』のような閉塞感からのカタルシスをメインの読み味にして、『アイシールド21』のスタイリッシュなスポーツ描写と『NARUTO』や『HUNTER×HUNTER』のような能力バトル作品の、ダイナミックな絵作りからのインスピレーションを織り交ぜて創作しています。全て自分が子どもの頃にとてつもない影響を受けた、心からリスペクトする作品たちです。

Q. サッカー×エゴイズムの融合というアイデアはどのように生まれましたか。

ストライカーは、ゴールを決めてヒーローになる、マンガの主人公として完璧なポジションだと思って、世界一のストライカーを生み出すという物語がまず浮かびました。そのために必要なことを考えると、自分がゴールを決めるというエゴイズムのアイデアに辿り着きました。

1巻1話 “青い監獄”に集結した選手に向けた絵心甚八の名セリフ。


Q. エゴをテーマにしたのはなぜですか。先生にとってエゴイストとはどんな存在ですか。

自分自身、他人の顔色を見て生きることが多い性格なので、生きる中で自分を押し殺すことがよくあります。ただそれだけじゃきっと、生きていくには何かが足りないと感じていたので、この作品でエゴという概念をテーマにしました。自分にとってエゴイストとは「自分の人生を、自分の意志と行動で切り拓ける人間」のことです。ただエゴイストという言葉は、自分勝手や迷惑なヤツだと思われることも多いと思いますが、この作品を通して、その概念が新しいものに変わればいいなと願って、最後まで描いていきたいです。

Q. スポーツマンガにデスゲームの要素を取り入れた理由は?

自分の過去作に『神さまの言うとおり』という作品があり、そのノウハウが活きているのだと思います。デスゲームの誰かが死んでしまうスリルをサッカーに盛り込むと、まだこの世界に無い新しいものになりそうだと感じてそう描きました。

Q. 物語を描く上で、サッカーファンに向けて意識していること、またサッカーやスポーツに興味のない人でも楽しめるように意識していることは何ですか。

自分自身、サッカーを観て熱くなる人間なので、サッカーのゴールシーンの放つ熱狂と興奮のエネルギーを描くことを大事にしています。そこにいろんなキャラクターのドラマとエゴが熱く乗っかっている、そこを強く意識しています。サッカーが好きな人には、エゴイスティックなゴールとプレーの興奮を、スポーツを普段あまり観ない人にはキャラクターのエゴイスティックなドラマを、読めば楽しめるように心がけています。

コミック19巻(161話)
新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)ドイツ対スペイン戦。蜂楽廻が魅せた進化形。


Q. 『ブルーロック』の個性豊かな登場人物たちのネーミングやキャラクター作りで大切にしていることは何ですか。

自分の中にいる少年心がワクワクするかどうかで、キャラクターの名前は決めています。変なヤツがいっぱい出てきて、みんなぶっとんだエゴイストだけど、どこか人間味があって愛せるヤツになればいいなと思って作っています。そしてなにより、作画のノ村先生が熱く深く楽しんでマンガを描いてくれるので、『ブルーロック』は成り立っています。ノ村先生の力なしに、キャラクターは生まれません。なのでキャラクター作りで大切にしていることは、ノ村先生を大切にすることです…(笑)! ノ村先生、いつもありがとう。

Q. キャラクターのイメージ作りにおいて実在の人物をモデルにすることもありますか。

潔世一はフィリッポ・インザーギ。千切豹馬は宮市亮。馬狼照英はマリオ・バロテッリがモデルです。そのほかにもプレースタイルや風貌などで色んな選手をモデルにしていますが、多すぎて語りきれないので、みなさん探してみてください!

Q. インパクトのあるセリフや言い回しも印象的ですが、言葉を生み出す上で大切にしていることは何ですか。

言いたくなるセリフ。使いたくなる言葉。信じたくなる哲学。心の支えになったり、熱くなれる考え方。誰かのそういうものになれれば良いな、と思って作っています。

左:コミック10巻(80話)糸師凛デザインに引用された英語版セリフ「“MY GOAL” THERE WAS ONLY ONE.」
右:コミック6巻(47話)凪誠士郎デザインにはこの名言の英訳「LOSING IS FRUSTRATING, SO I HATE IT .IF I DON'T WIN, IT'S NOT INTERESTING.」


Q. 読者を物語に引き込むための仕掛けやこだわっていることを教えてください。

自分はネーム原作者なので、マンガのページをめくる瞬間を大事にしています。ワクワクさせたり、ビックリさせたり、カッコいいゴールシーンが来たり。とにかくページをめくる面白さを一番に考えてマンガを作っています。

Q. 先生にとっての挑戦的集中、最高表現とは?

自分はマンガを描くのが好きなので、面白いことを思いついて、それをマンガにしていく時が挑戦になります。最高な表現は、世界中に溢れていると思っています。芝居、音楽、スポーツ、ビジネス、コミュニケーション。どんな形でも、人間の最高表現を感じられる瞬間が、自分は大好きです。

Q. 6月よりワールドカップが開幕しますが、『ブルーロック』式に日本代表にエールを送るなら?

レギュレーションも新しくなって、いよいよ始まる新しいワールドカップ。目指せグループリーグ突破!ベスト8!…そして優勝!興奮して、大声出して、目を血走らせながら、最後まで応援しております!がんばれ!!サッカー日本代表!!!

Q. 8月には実写映画も公開されます。実写化の感想を聞かせてください。

『ブルーロック』を実写化するという、とても挑戦的な熱意を感じています!『ブルーロック』自体がスポーツマンガの新しい表現を目指して作られてきたので、実写『ブルーロック』も、新しい映画表現になることをとても楽しみにしています!!

コミック14巻(117話)U-20日本代表戦。ブルーロックイレブンの1点目を決めた凪誠士郎。


Q. 今回のコラボレーションの感想を聞かせてください。また、UTコレクションを通して、さらに『ブルーロック』の世界観が広がっていくことをどう感じますか。

いつかUTさんとコラボが出来たら嬉しい、とノ村先生とも話していたので、今回のコラボレーションは『ブルーロック』にとって大きな喜びです!
自分たちはマンガという表現を通してしか作品を生み出すことはできないので、UTさんの生み出す世界的なファッションを通して、皆さまの人生の、日常のひとつになれれば嬉しいなと思っています。

Q. 『ブルーロック』が世界中のファンを惹きつける理由は何だと思いますか。

エゴイストというテーマが、現代を生きる人たちの琴線に触れたのかなと思います。でも何より「サッカー」という世界中に愛されるスポーツを描いていることと、マンガ・アニメという世界中が注目するエンターテインメントの組み合わせが生んだ産物だと思います。原作者である自分の力だけでは絶対に作れなかったモノに、どんどん『ブルーロック』は広がっていっていると感じています。

金城宗幸(かねしろ・むねゆき)

第80回週刊少年マガジン新人漫画賞『独地小学校物語』で特別奨励賞を受賞。「別冊少年マガジン」にて『神さまの言うとおり』で原作者としてデビュー。その後も、『神さまの言うとおり弐』(週刊少年マガジン)、『僕たちがやりました』『グラシュロス』(週刊ヤングマガジン)など、数々のヒット作の原作を担当。2018年より、「週刊少年マガジン」にて『ブルーロック』連載中。


マンガ家・ノ村優介



コミック25巻(220話)新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)ドイツ対イタリア戦でボールを奪いゴールを狙うミヒャエル・カイザー。


Q. マンガを描く上で大切にしていること、心掛けていることは何ですか。

金城先生の生み出す熱のあるストーリーやエッジの効いたセリフに、バチッと合うキャラデザインや表情が描けるように心掛けています。エゴイストたちの熱のある生きた眼を描けているか、それを一番大事にしています。

Q. 『ブルーロック』ならではの魅力を伝えるために意識している表現を教えてください。

作中の展開によってコマの間隔を詰めたり、緩めたりして、サッカーの疾走感を緩急つけて表現できるようにしています。あと、キャラのオーラに薄墨を使ったり、効果音の描き文字を筆で統一するなど、あえて制限を設ける事で『ブルーロック』らしい画面作りを意識しています。

Q. 作画の際に特に苦労したこと、大変だったことは?

毎週大変ですが、特に試合の終盤。クライマックスになればなるほど、1プレーに関わる人数が増えてくるのでいつも作画が大変になります(笑)。

Q. 読者を物語に引き込むためにどんな工夫をしていますか。

できるだけその場のフィールドにいるような視点・構図で描くようにしたり。とにかくページをめくる手を止めさせないように、気付いたら読み終わっていたと思わせるような絵作りの工夫・視線誘導を意識しています。

コミック16巻(139話)U-20日本代表戦。互いを試合の中心だと思って主役の座を奪おうとシンクロする潔と凛。
コミック28巻(243話)ミヒャエル・カイザーの首には「不可能を可能にする」を象徴する青いバラのタトゥー。



Q. 『ブルーロック』に登場する個性豊かな登場人物たちを描写する上でのこだわりは?

最初にキャラデザインをする上で絶対にキャラカラーを決めます。戦隊ヒーローや魔法少女などもそうですが、見る人は想像以上に色でキャラクターを認識・記憶していると思うので、それぞれ被らないキャラカラーを設定しています。あとは極力シルエットが被らないようにするのと、何もしていない時でも、できるだけそれぞれのキャラに合った立ち方や仕草、ポーズなどを取り入れるように描いています。

Q. 同じ人物でもシーンや状況によって表情が激変します。心情・精神状態の変化をどう描き分けていますか。

その回ごとによって感情の起伏のあるキャラは、キャラのみを追って描くようにしています。1コマずつ全キャラ仕上げていくのではなく、一人を追ってその時の感情や精神状態を拾って仕上げていくことで彼らの中に入ることができます。

コミック17巻(147話)
U-20日本代表戦で覚醒した糸師凛が兄・冴からボールを奪うシーン



Q. 躍動的なプレー、臨場感、スピード感を表現するために意識していることは何ですか。また、試合シーンなど、どのようにリアリティを表現していますか。

アニメーション動画を作っているイメージを基本にしつつ、それぞれのコマの温度感、スピード感を大事に描いています。具体的にはスピード線の量をコマごとに調整したり、コマ自体の幅間隔を詰めたり、あとはカメラの位置を低くすることで、その場にいるような臨場感の出る画面作りを意識しています。実際のサッカーも観て参考にはしますが、あまり正しさに囚われ過ぎないようにしています。

Q. サッカーファンだけでなく、サッカーやスポーツに興味のない人でも楽しめるように意識していることはありますか。

僕自身、サッカーの知識がほぼ皆無の状態で連載を始めたので、知識や興味のない人でも楽しめる、また子どもの頃の自分も読んでみたいと思うはず、など想像をしながら描いています。とにかく読んでいて単調にならないように…気付いたらすでに読み終わっていた!と感じてもらえる、ジェットコースターのような絵作りや全体の画面作りを心掛けています。

左:コミック26巻(228話)右:コミック26巻(227話)
新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)ドイツ対イタリア戦でゴールを狙う馬狼照英。



Q. セリフと絵の掛け合いにおいて心掛けていることは何ですか。

金城先生の作り出すセリフが強烈で面白いので、そのセリフに飲まれて負けないように「こいつなら確かにこう言うよな」と納得してもらえるキャラ表現を意識しています。

Q. 先生にとっての挑戦的集中、最高表現とは?

読者の皆様が想像しているであろう絵のイメージをここぞと言うところでしっかり超えていくこと。特にゴールシーンやその後の興奮を描く時は、絶対に読者の皆様のアドレナリンとドーパミンをドパドパに出してやるという気持ちで熱量高く描いています。そして、その回の感想を読んで想定の反応があると「よっしゃ!やってやった!!!」という気持ちに僕もなっています(笑)。連載は常にその挑戦の繰り返しだと思っています。

Q. かつてユニクロでアルバイトをしていたそうですが、今回のコラボレーションの感想を聞かせてください。また、UTコレクションを通して、さらに『ブルーロック』の世界観が広がっていくことをどう感じますか。

ただただ光栄です!学生アルバイト時代からマンガ家を目指して頑張る中で、ユニクロさんとのコラボは当時からの大きな夢の一つだったので、今回それを叶えることができて本当に嬉しく思います。働かせていただいた店舗の店長や先輩方にもぜひ見てもらえたら嬉しいです。ファンの方にはぜひ手に取っていただきたいですし、作品を知らない方にも、このキャラカッコいいとか、絵が気になるなど作品を知る一つのキッカケになってくれたらとても嬉しいです。

ノ村優介(のむら・ゆうすけ)

2013年に『砂人の皇』でデビュー。その後、「週刊少年マガジン」にて『ドリィ♡キルキル』(原作/蔵人幸明)の連載を経て、2018年より、「週刊少年マガジン」にて『ブルーロック』(原作/金城宗幸)を連載中。


金城先生とノ村先生が解説!
UT限定描き下ろしイラストの見どころ&人気キャラクターたち





ヒーロー映画のような、少年心をくすぐる立体感のある構図が好きです。そしてカイザーと絵心のラスボス感。あとはそれを囲む、墨で描かれた黒い丸が日本らしさを感じられて、イチ押しポイントです。(金城先生)

漫画ではアニメーションを意識していますが、一枚のイラストとしてカッコよく見えるキャラ配置とバランスを意識する必要があるので、写真や雑誌表紙をイメージして描きました。『ブルーロック』の魅力の一つとしてデスゲーム感や躍動感があると思っています。それぞれのキャラクターを挑戦者としてフルカラーで躍動感たっぷりに描き、彼らに立ちはだかるカイザーをボス的に、絵心を“青い監獄”全体の管理者のように背景に配置してデスゲーム感のあるイラストとしてまとめました。(ノ村先生)



潔 世一(いさぎ・よいち)
主人公なので、エゴイストという言葉から真逆の人間にしました。エゴを押し殺して、他人の顔色や社会性、チームのために生きている、どこにでもいる普通の高校生。それが“青い監獄(ブルーロック)”に入ることで、自分の中のエゴを見つけ、自分の意志を獲得し、ストライカーとしてゴールを決め、人生を切り拓いていく。エゴイスティックなこの作品の、主人公に最もふさわしい人間です。(金城先生)

主人公なので基本シンプルでフラットなことを意識しています。その上で高校生らしい可愛げとエゴのギャップを一番出せるキャラとして、他のキャラと比較してその振り幅が一番大きくなるように心掛けています。普通だけど、普通じゃない。凡のようで、非凡。双葉は可愛げの証です。(ノ村先生)



糸師 凛(いとし・りん)
とんでもない才能の兄がいるが、その兄を忌み嫌う弟というのを作りたくて考えました。クールで口が悪く、兄(冴)以外の人間に興味がない。しかし主人公に負けたことで初めて、兄以外の人間に心を動かされ、ライバルになっていく。かなりお口が悪くて、たまにベロが出たりしちゃうけど、素直で可愛いヤツです。(金城先生)

常に何かしらピリついている破壊者。無表情のようで、見えない刃を全方位に突きつけてくるような空気感を纏わせるように意識しています。ただ、潔より年下なので、弟感を感じられるような拙さも垣間見えるように所々で隙を描いています。弟は下まつ毛5本、兄は6本。(ノ村先生)



凪 誠士郎(なぎ・せいしろう)
面倒くさがり屋で、何もやる気がないけど、“青い監獄”に入ってサッカーの面白さと自分の才能に気づいて、熱くなっていくキャラです。こんな風に生きてみたいなと思って作った、自分のひとつの理想が詰め込まれた天才野郎です。とりあえず、とんでもない才能がある、面倒くさがり屋の、面倒くさいヤツです。(金城先生)

無垢な天才、デカイ赤ちゃん。何にも縛られないような創造を体現する無重力プレイスタイル、身長はあるけど重さを感じさせないような描き方を意識しています。眠たそうな表情は面倒くさがりなところから来ていると思います。(ノ村先生)



蜂楽 廻(ばちら・めぐる)
見てるだけで楽しくなるヤツを作りたい、と思って生まれたキャラです。主人公のことを誰よりも信じていて、楽しいことが大好きなナチュラルボーンサッカー小僧です。心の中に“かいぶつ”がいる皆さま、ぜひ彼と友達になってあげてください。(金城先生)

潔の相棒であり理解者。見た目や表のイメージは陽気な子どもでトリックスター、でも実のところ一番大人。自由で軽やか、コロコロ変わる表情やプレーが潔から見てとても楽しそうで、頼もしい存在として描いています。彼にボールが渡ると何かしてくれそうな予感がするので、そこに説得力が出る描き方を意識しています。(ノ村先生)



千切 豹馬(ちぎり・ひょうま)
とにかく足が速くて、とにかくカッコいいヤツを作りたいと思って生まれました。でも過去に足の大ケガを経験していて、走るのが怖いという気持ちを抱えて“青い監獄”に来たキャラです。主人公と出会って、エゴを見つけて、覚醒していく、『ブルーロック』の象徴的な熱い男です。(金城先生)

最速の韋駄天(いだてん)。一見女の子のような見た目ですが、めちゃくちゃ男らしさのあるキャラとして意識して描いています。好戦的で実力主義なので先輩を煽ったりしますが、仲間想いで距離感の取り方が抜群に上手い同級生のイメージです。(ノ村先生)



ミヒャエル・カイザー
主人公の上位互換の、スーパーライバルを生み出そうと思って作ったキャラです。自分をクソな人間だと思っているので、その自分が真っ当な人間に勝つのがたまらなく快感な、とてもとても変なヤツです。主人公と味方チームなのにボールを奪い合って、マウントを取ってきたり、キレ散らかしたりする、おもしれー男です。(金城先生)

潔に立ちはだかる強敵として常に格を意識しています。時に舞台俳優のように、時に長年のライバルのように、確実に潔の一歩・二歩先を行くキャラとして、華やかさも才能もあるもう1人の主人公のようなイメージで描いています。(ノ村先生)



絵心甚八(えご・じんぱち)
“青い監獄”を創った、オカッパ眼鏡です。世界一のストライカーを誕生させるために、主人公たちを使ってサッカーの実験をしている、イカれ最高指導者。物語づくりの最初に、主人公と共にこのキャラを考えました。『ブルーロック』における最重要人物です。彼は何者なのか、これから作品で描いていきますので、よかったら見てあげて下さい。(金城先生)

とにかく彼が登場し、一言喋れば空気が変わる、独特な空気感を纏ったサイコな大人をイメージしています。容赦なく真実を突き付けてくるので怖さもありますが、誤魔化さない誠実さもしっかり見えるように意識して描いています。頭頂部のアホ毛は愛嬌。(ノ村先生)


番外編!その他、注目すべき先生たちの推しキャラ


士道と馬狼とユーゴーとロキとバニーと冴と…もう、全員です。世界一のストライカーというテーマに対して描きたいことがたくさんあるので、『ブルーロック』をもっとフットボールの世界一熱い場所にしていきます。(金城先生)

馬狼です。僕の推しキャラです。描いている時はとにかくテンションが上がっていきます。(ノ村先生)


金城先生とノ村先生が選ぶ『ブルーロック』名シーン


コミック3巻(20話)千切が鎖を引きちぎって走り出すシーン


サッカーであり、バトルであり、マンガらしいハッタリのある、『ブルーロック』とはこーゆー作品だという一つの答えが見つかったシーンでした。(金城先生)

“青い監獄”内で特に消極的だった千切が過去と向き合い初めてエゴを剥き出しにしてプレーするシーンです。スタッフさんが「手が痛ぇぇ!」と言いながらも頑張ってかっこいい鎖を描いてくださり、読者の皆様の反応も良かったのを覚えています。当時、金城先生や編集さんとここで一気に読者の心を掴もうと話していたので思い出深い回です。(ノ村先生)

コミック17巻(147話)
U-20日本代表戦で潔がラストゴールを決めるシーン


マンガを読んで、興奮で鳥肌が立つ。ノ村先生からこの完成原稿を受け取った時に、原作者の立場を忘れて、そうなりました。(金城先生)

当時、金城先生とも話していましたが一旦ここで全てを出し切ろう、ここで終わってもいいぐらいの気持ちでやろうと、それぐらいの気合いでU-20戦を描いていました。U-20戦は度々増ページになっていたのですが、この回は大増30ページです。無茶です。でもここはどうしても途中で切れない、ならやるしかない。と、覚悟を決めて全てを出し切る作画に挑みました。1ページの回想シーン以外、セリフも一切無かったので絵で魅せるしかない。逆に言えば絵の力を信じてくれているからこそ出来た回なので、金城先生の想いと期待に応えるべく死力を尽くしました…!!かなり無茶をしてその後に身体を壊したのでオススメは出来ませんが、あの時チャレンジして本当に良かったと思っています。(ノ村先生)

コミック33巻(293話)
カイザーのキレ叫ぶ顔とネスの「んばぁ」顔


まぁもうこれは…クソ最高でした。これも『ブルーロック』でしか描けないシーンだなと感じています。(金城先生)

コミック5巻(37話)
チームV戦で潔がダイレクトシュートを決めて強敵に勝つシーン


今までの自分のプレーを省みて、成功のピースを潔が自ら掴み取る瞬間は、描いているこちらも手に汗握りました。潔の激情やエゴをここでしっかり爆発させるためにも、あえて締切当日まで見開きのシュートシーンを取っておいて、ギリギリまで自分を追い込んだのを覚えています。(ノ村先生)

© 金城宗幸・ノ村優介/講談社




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