シルエットが新しい丈の短いオックスフォードシャツは色鮮やかなニューカラー。前裾にはJW ANDERSONの刺繍ロゴ入り。
フランネルに小柄のチェックを施した。ショート丈をモダンに。上下のバランスにメリハリが生まれ、シンプルな装いも印象的に。
繊細なストライプ柄を効かせたコットンシャツは、背中に広がる美しいバルーンシルエットが新鮮。適度にボリュームのある袖とも好相性。
両面起毛素材のフランネルシャツは温かみのある着心地で、ゆったりとボクシーなシルエットの短丈仕様。羽織りとしても使えるから心強い。
定番から新作まで。23のトピックで巡るユニクロのクラシック
ヴィンテージワークの感触から、秋は始まる。
フレッシュなブルゾンとマンチェスターの新星。
ロングコートは、"U"か"C"か。
チョコレートを引き立てる、ブラックとミルク。
スウェットのように、カシミヤを普段着に。
まるで雲を着ているみたい、と彼女は言った。
ニューヨークとパリ、ジャケットの着方は自由だ。
韓国のデザインユニットとメリノのセーター。
パリジャンのお洒落は、首元から。
スウェットのセットアップ、どれにする?
機能がデザインに、デザインは、やがて定番に。
オリジナルに敬意を払い、モダンにアップデート。
意外と知らない、スキーウェアの歴史。
色つなぐ、山の版画家とフリースの親子。
ジーンズが窮屈だなんて、誰が決めた?
山でいいものは、街でもいいもの。
50色あってうれしいものはなかなか少ない。
今、ストレートジーンズがとてもいい。
シャツで出したかったシルエットって、こういうこと。
時代の空気はパンツのシルエットに出る。
ボタンダウンシャツとプリーツスカート。
カシミヤのセーターとチノパンツ。
しっかり作られたものだけが長持ちする。
ともに襟と袖口裏側にコーデュロイ素材を用い、袖まくりしても楽しめるデザイン。ヴィンテージワークの意匠が新鮮。
ルーツを感じさせるアイテムには愛される理由がある。アメリカンワーカーが着用していたヴィンテージウェアからインスパイアされたのがこの2着のジャケット。時代を超えて残ったワークなデザインは、今の気分に合わせてアップデートされ、モダンなエッセンスが光る。左はコンパクトなショート丈にアレンジされ、軽やかなシルエットに。右は裏地にチェック柄を施し、さりげない遊び心を。ともにボディには耐久性に優れたキャンバス素材を使いつつ、襟と袖口の裏側には、着る人に温もりを与える柔らかなコーデュロイがアクセントになっている。強さと優しさ、異なる素材のコンビネーションは、幅広いコーディネートにもマッチする。写真のように少し大きめのサイズを選べば、リラックスした印象になり、ジャストサイズでボトムスにボリュームを出してもいい。時代の歩幅に合わせたタイムレスなデザインは、着る人の個性を引き立ててくれる。
ともに襟と袖口裏側にコーデュロイ素材を用い、袖まくりしても楽しめるデザイン。ヴィンテージワークの意匠が新鮮。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
しっかり作られたものだけが長持ちする。
フレッシュなブルゾンとマンチェスターの新星。
今季の新作に、レザーライクなショートブルゾンが登場。2つとも見た目はレトロで本格レザーのようなマットな質感だが、ソフトで軽やかな素材を使い、着心地はふわっと羽織れるやわらかさ。ブラックの方はオーバーサイズデザインになっており、裾のコードを絞ればコクーンシルエットにもアレンジ可。レンガ色はボタンナップで襟付き。着てくれたのは、数々の世界的ミュージシャンを輩出してきたマンチェスターを中心に精力的に活動するシンガーソングライター、クロエ・スレイター。’90年代を彷彿とさせる、どこか懐かしいサウンドに、現代の若者の目から見た社会への葛藤や疑問を乗せてエネルギッシュに歌い上げる。次のUKロックを担う、若手のホープ。
今季の新作に、レザーライクなショートブルゾンが登場。2つとも見た目はレトロで本格レザーのようなマットな質感だが、ソフトで軽やかな素材を使い、着心地はふわっと羽織れるやわらかさ。ブラックの方はオーバーサイズデザインになっており、裾のコードを絞ればコクーンシルエットにもアレンジ可。レンガ色はボタンナップで襟付き。着てくれたのは、数々の世界的ミュージシャンを輩出してきたマンチェスターを中心に精力的に活動するシンガーソングライター、クロエ・スレイター。’90年代を彷彿とさせる、どこか懐かしいサウンドに、現代の若者の目から見た社会への葛藤や疑問を乗せてエネルギッシュに歌い上げる。次のUKロックを担う、若手のホープ。
イギリス生まれ。2023年、シングル『Sinking Feeling!』でデビュー。2025年には、2月にリリースした最新EP『Love Me Please』を携え、大規模なヨーロッパツアーを開催。ユニクロのバギーカーブジーンズがお気に入り。ファッションアイコンは、モデルのアレクサ・チャン。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
ヴィンテージワークの感触から、秋は始まる。
ロングコートは、"U"か"C"か。
秋冬のワードローブに欠かせぬロングコート。そこにスタイルの幅を与えてくれる2着が今季のウィメンズにラインナップ。上はUniqlo Uのミニマルなシングルブレスト。コットンナイロンの軽やかな生地を使ったリラックスフィットで、ユニセックスで着られる。フードは収納可能で、シルエット調整できるウエストベルト付き。もうひとつはUNIQLO : Cから。 シックなチェスターを基調としつつも、ワンボタンのセミダブル仕様でモダンな佇まい。今回はロンドンのミュージシャン、SAHRAがどちらもエフォートレスに着こなしてくれた。彼女が教鞭を取るトリニティ音楽カレッジのキャンパスのクラシック、モダン両方の側面にマッチしている。
秋冬のワードローブに欠かせぬロングコート。そこにスタイルの幅を与えてくれる2着が今季のウィメンズにラインナップ。上はUniqlo Uのミニマルなシングルブレスト。コットンナイロンの軽やかな生地を使ったリラックスフィットで、ユニセックスで着られる。フードは収納可能で、シルエット調整できるウエストベルト付き。もうひとつはUNIQLO : Cから。 シックなチェスターを基調としつつも、ワンボタンのセミダブル仕様でモダンな佇まい。今回はロンドンのミュージシャン、SAHRAがどちらもエフォートレスに着こなしてくれた。彼女が教鞭を取るトリニティ音楽カレッジのキャンパスのクラシック、モダン両方の側面にマッチしている。
ロンドンを拠点に活動。ソマリアにルーツを持つ父親の歌う音楽やR&B、ジャズに影響を受けて育つ。2019年にEP『Love Me with Me』でデビュー、同年「Musicians’ Company Young Jazz Musician Award 2019」受賞。直近は’24年12月にEP『Alone Again & Risk It All』をリリース。撮影場所のトリニティ音楽カレッジでは、声楽の講師も務める。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
フレッシュなブルゾンとマンチェスターの新星。
チョコレートを引き立てる、ブラックとミルク。
今季の最注目カラーは、深みのあるチョコレートのようなブラウン。トレンドのひとつでもあるシックなカラーを攻略するには、ブラックとの合わせ技がおすすめ。ほかのカラーパレットで出せない大人なカラーワークで、ビターなスタイルを目指そう。ミドル丈コートは「パフテック」で仕立て、ジャケットのように軽いのに着心地は温か。下に合わせたのはいずれもブラック。表情豊かなローゲージのハイネックニットに、タック入りでヘビーオンスなデニムの上下は、同系色で統一しながらも、微妙な色味と質感のミックスで奥行きのある着こなしに。ミニマルで洗練された、今年らしい秋冬のムードが完成。
茶と白はコーヒーにミルクを注ぐカフェ・オ・レをインスピレーションに。着こなしのベースは、ハリのある白いコットンシャツにクリーンな白デニム。クラシックな茶色のダブルブレストジャケットをさらりとまとうと、全体がぐっと引き締まる。深みのある茶はホットコーヒーのような温かみと落ち着きを、ミルクのように甘みのある白は着こなしに明るさをプラス。大切なのは、シャツとデニムは真っさらな白ではなく、ニュアンスのある色を選ぶこと。クラシックな茶色のジャケットと白のほのかなグラデーションから、着こなしにハイライトのような効果が生まれる。茶と白、2色が調和する姿はシンプルなのに美しい。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
ロングコートは、"U"か"C"か。
スウェットのように、カシミヤを普段着に。
毎年、豊富なカラーが発売されるユニクロのカシミヤセーター。今年もメンズ・ウィメンズ合わせて30色以上が登場するが、そこでふと思い出したのが、クリエイティブディレクターのオマー・ソーサだ。彼が雑誌『apartamento』を手掛けていた頃、よくポップな色のセーターを着ていた。「ボタンアップより、ルーズでシンプルなプルオーバーが好き」と言う彼らしく、スタイリングはスウェットのように、カシミヤをカジュアルに。
「ユニクロのカシミヤはたくさん持っていて、10年以上のものもある。見た目のクラシックさと、寒い時期に心地良いのが好き。普段もクラシックなものを着ることが多いよ。本質的で、時代の流れに耐えうるスタイルを持ち、特定のトレンドにリンクしていない服。退屈に聞こえるかもしれないけれど、そこに違いを生み出すような何かを加えるのが好きなんだ。僕自身、明るいポップな色も好きだし、真っ白な服も着る。一方で、色を身につけたり、生活の中で使ったりすることに抵抗を感じている人は多いよね。インテリアのカラーパレットを見れば一目瞭然だし、着るものを選ぶときもダークトーンにこだわったり。でも色というのは、説明の仕方がわからなくても、自分の気持ちを伝えることができる手段でもあると思う。私の夢のひとつは、ユニクロのカシミヤセーターのメンズラインのカラーパレットをデザインすること。クラシックな色が多いから、ウィメンズの色使いはちょっとうらやましいんだよね」
apartamento magazine
オマーとナチョ・アレグレ、マルコ・ヴェラルディを中心に、2008年にバルセロナでスタートした出版社兼インテリア・ライフスタイルマガジン。生活空間や暮らしについて、世界中のクリエイターやアーティストを中心に取材する。2023年にはLifeWear magazineともコラボレーションした。オマーはチームを離れているが、現在も年2回のペースで発行されている。
バルセロナを拠点に、クリエイティブディレクターとして、書籍の編集やショーのキュレーション、クライアントワークなどデザインの仕事で広く活躍中。取材時はプロジェクトのためにパリに滞在していて、彼も好きな街の有名書店「イヴォン・ランバート」で撮影を行った。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
チョコレートを引き立てる、ブラックとミルク。
まるで雲を着ているみたい、と彼女は言った。
「『スフレ』という言葉は、フランス語で“息”という意味だとどこかで読んだことがあって、これはまさにそんな素材。初めて着たけど、白いセーターは雲を着ているみたいで、リブ編みなのも気に入りました」
スウェーデンのアーティスト、ハンナ・ピーターソンは、スフレヤーンセーターの感想をそう教えてくれた。ニットの次なるクラシックとなるべく、ユニクロが開発した素材のひとつで、ソフトでチクチクしにくいのが特徴。ちなみに、ハンナとLifeWear magazineの出会いは1年前の2024年、第11号となる特集『Timeless Tones』の表紙を手掛けたことに始まる。自身を“素材オタク”だと呼ぶ彼女は、良いセーターの条件をこう考える。
「トレンドでありながら、タイムレスなフィット感、そして長く使える素材であることが重要だと思います。その上、ブルーのセーターはボクシーで少しクロップド丈、シルエットが完璧。長いシーズン、いろんなスタイリングに合わせられるのがいいですね」
作品におけるユニークな人物の捉え方について、「ファッションの世界や人体からインスピレーションを受けます。街中や写真で、いい姿勢で座っている人を見つけると、絵の完璧なベースができたと感じます」とハンナ。
スウェーデン中部、ダーラナ育ち。現在はヨーテボリを拠点に活動。ペインティングの他、布に毛糸を打ちつけて表現するタフティングでも作品を制作。コペンハーゲン発のアートポスター通販「The Poster Club」と、ストックホルムの「Wall of Art」では彼女の作品ポスターが購入可能。現在は新しいプリント作品の展示に向けて準備中。ユニクロのコットンポプリン生地を使ったストライプのパジャマが自身のアートワークに通ずる美しさを感じるようでお気に入り。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
スウェットのように、カシミヤを普段着に。
ニューヨークとパリ、ジャケットの着方は自由だ。
ジャケットスタイルに洗練と個性を添えるのがネクタイ。オックスフォードシャツに合わせたのは、私物のヴィンテージ。「くすんだ色味とユニークな柄を利かせたデザインがおすすめ」とジョン。ニューヨーカーらしい遊びはさりげなく胸元から。
ジョンが選んだのは、着心地がよい起毛したジャージー素材のジャケット。「フィット感が最も大事だ」と語り、ウエストの絞りも抑えながらもすっきりした見た目のレギュラーフィットに、「理想的」と太鼓判。
「控えめで落ち着いたトーンが好き」という彼が選んだパンツは、ハリとコシのあるツイル素材のストレートチノ。素材の質感とシルエットにこだわるジョンは、「時代に左右されないタイムレスな魅力がある」と深い色味のブラウンカラーの一本を気に入った。
米国ファッション界におけるレジェンド、ジム・ムーアのもと、US版『GQ』でファッション誌エディターとしてのキャリアを開始。その後独立し、さまざまなファッションブランドのビジュアルディレクションを担当するほか、イタリア製のハンドメイドハウス靴ブランド「Lenys World」の共同創業者でもある。
なめらかな着心地のウールを使用したニットジャケットを羽織るリッキー。「少しオーバーサイズなデザインもいい」と、カジュアルな着こなしだけでなく、エレガントにも合わせやすいと提案。持ち運びにも便利な汎用性に「トラベルジャケットにも最高だ」と納得。
ジャケット単体だと、少しかっちりした雰囲気がするとリッキー。そこで「ニットを肩掛けしてカジュアルダウンさせると面白い」とプラスαの着こなしを提案。全体の印象に簡単に変化をつけられる方法としてトライをぜひ。
着こなしはニュートラルカラーを基調に、色を控えめにしながら少しアクセントを加えることが多い彼。ジャケットの下にピンクのシャツを合わせた一方で、ボトムはオフ白に近いカラーのストレートチノを選択。シックな中に華やかさのあるバランスが、パリジャンならでは。
普段から自転車でパリを移動するため、パンツがチェーンに絡まらないように配慮する。そのため「パンツは少しゆったりめなシルエットでも、裾を折り返してはくのが僕のスタイル」とリッキー。またバレエをやっていたから、「足首を少し見せるのが好きなんだ」と話す。
バレエを学んだ後、ファッションの道へ。さまざまな有名スタイリストのフリーランスアシスタントを務めた後、2022年に独立し、現在はパリを拠点にフリーランスのスタイリスト兼コンサルタントとして活動し、数多くの有名ブランドとコラボレーション。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
まるで雲を着ているみたい、と彼女は言った。
韓国のデザインユニットとメリノのセーター。
名前の由来は’95(韓国語でクオ)年生まれの二人組から。上の椅子はVINOシリーズという二人が手掛けたプロダクトで、単純に見た目がきれいなものを作るのではなく、どんな空間でもデイリーに使えることを大事にしている。右のファチャンさんは、幼い頃、日本に住んでいて、ユニクロの成長を肌で感じているというが、いざセーターの肌触りを聞いてみると、「いい素材ですね。ポロセーターは厚みがあるとジャケットなどと重ね着ができないですが、この薄さなら着回しが利きそう」。肌が敏感だという左のユミンさんも「とても柔らかく薄手なので、秋冬といわず、初夏まで着られそう」との回答。そう、メリノウールの特徴は薄さ。カットソーのようにデイリーに着られるシンプルさも、二人のプロダクトとの共通点かもしれない。
プロダクトを作る上で大切にしているのは、素材そのものに温かみがあるものを使うこと、そして、暮らしの空間に置かれたときに主張しすぎないことだという、be formativeの二人。Semonan Chairと名付けられた、プライウッドにハンドペイントを施したこの緑の椅子も、シンプルながら、たしかな佇まいがある。右のイェジンさんが抱くユニクロの服の印象は、「洗濯してもクオリティが落ちないこと」。まさに、メリノウールのセーターのいいところは、毛玉ができにくい特殊加工により、家で洗濯できること。二人の作るプロダクトのように、素材そのものの風合いも増していくのだ。一方、普段からフリースを愛用している左のギヨンさんは、「軽くて温かいものが多いことですね。このセーターもその印象どおりで、とても着心地がいいです」。
この秋冬は、ポロもクルーネックも、ペアで着られる。
MEN
WOMEN
MEN
WOMEN
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
ニューヨークとパリ、ジャケットの着方は自由だ。
パリジャンのお洒落は、首元から。
肌ざわりの柔らかなストールはカシミヤ100%で、発色の良さとシックな色合いが特徴。
スカーフを首に巻き、左右の長さが同じになるように調整。ベーシックな色合わせが上品。
スカーフを輪っかにしてから中に通す通称“パリ結び”。カーキのワントーンのコーディネートにライトグレーがフィット。
悪天候でもスカーフが崩れないように、ストールを後ろから一周巻きつけて結び目を後ろにきゅっと結ぶ。ブルーシャツに映えるカラーリング。
タータンチェック柄の長方形ストールは、吸湿発熱機能に優れたヒートテック仕様で首元を暖かく。
サイドでひとつ結びし、横にずらして完成。茶色のニットに、赤いチェックが挿し色として効果的。
ストールをダブルターンして、結び目を正面に戻す定番の巻き方のひとつ。大柄のタータンチェックが街角に映える。
フロントでシングル結びして、ストールを長く見せるアレンジ。ブラックのトータルトーンにトラッドなアクセントを。
ソフトな大判のスフレヤーンチャンキーストールは、首元にボリュームが出るサイズ感と太めのフリンジが新鮮。
ブランケットのように肩にかけて体を包むとしっとり収まる。ベージュのシャツにシックなグレーが好相性。
ショールを羽織るように、ジャケットの下にストールを挟む。ジャケットを活かしたアレンジでしかも暖かい。
右肩の後ろに片方のストールを回して、もう一方はフロントを長めに。茶色と白のコントラストが美しい。
Zoe Viard
ゾエ・ヴィアール
Artistic Director at Soeur
アパレルブランド「Soeur」のビジュアルアイデンティティを担当。リヴィアとはアイデアを交換し合う仲。
Baptiste Renault
バティスト・ルノー
Textile Designer
今はなきパリコンセプトショップ「コレット」で経験を積み、現在はテキスタイルデザイナーとして活躍。
Livia Rossi
リヴィア・ロッシ
Stylist
『L’Étiquette』のファッションエディターとして活躍中。この企画のストールのスタイリングを担当。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
韓国のデザインユニットとメリノのセーター。
スウェットのセットアップ、どれにする?
- Crew Neck
- 88% Cotton, 12% Polyester
- Tapered Silhouette
肩と身幅、リブ幅を現代的にアレンジしたレギュラーフィット。裾はリブ仕様で快適なはき心地。
- Full-Zip Hoodie
- 80% Polyester, 15% Viscose rayon, 5% Elastane
- Curve Silhouette
吸汗速乾に富んだドライタッチな肌ざわり。短丈トップスと曲線シルエットのパンツが好相性。
- Pullover Hoodie
- 67% Polyester, 33% Cotton
- Wide Straight Silhouette
適度なハリ感としなやかな生地の表情が美しい。ゆったりしながらも品よくこなせる上下ワイドシルエット。
- Crew Neck
- 67% Polyester, 33% Cotton
- Wide Straight Silhouette
クリーンなシャツを合わせれば部屋着から街着にも。かっちりした生地感で型崩れしにくいのが嬉しい。
- Half-Zip
- 84% Polyester, 16% Viscose rayon
- Wide Straight Silhouette
肉厚で起毛感のある上質な素材を使ったゆったりとした上下。奥行きのある杢の色味で表情はモダン。
- Cropped Crew Neck
- 86% Cotton, 14% Polyester
- Straight Silhouette
短丈のクルーネックに、適度なボリュームのパンツを合わせて。トップスとパンツのメリハリをつけた好バランス。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
パリジャンのお洒落は、首元から。
機能がデザインに、デザインは、やがて定番に。
防寒の用途としてはもちろん、ネクタイや靴、バッグとの色合わせを楽しむファッションアイテムとしても親しまれてきたレザーグローブ。そのムードを保ちつつ、今、必要な機能を盛り込んだのがこのグローブ。
Function 1
Function 2
素材は、雨に濡れても縮みにくいポリエステルスエードで、ライニングは吸湿発熱機能を持つヒートテックフリース。指先にはスマホ操作ができる導電性のパッチをつけた。さらに、手の甲に飾りステッチのあるメンズのグローブは、指の間にニットリブを使うことで、手を握る動作や着脱にもストレスがない。軽く、暖かな手袋の有無が、冬の外出の頻度を決める。そう言い切りたいほど、快適。
防寒の用途としてはもちろん、ネクタイや靴、バッグとの色合わせを楽しむファッションアイテムとしても親しまれてきたレザーグローブ。そのムードを保ちつつ、今、必要な機能を盛り込んだのがこのグローブ。素材は、雨に濡れても縮みにくいポリエステルスエードで、ライニングは吸湿発熱機能を持つヒートテックフリース。指先にはスマホ操作ができる導電性のパッチをつけた。さらに、手の甲に飾りステッチのあるメンズのグローブは、指の間にニットリブを使うことで、手を握る動作や着脱にもストレスがない。軽く、暖かな手袋の有無が、冬の外出の頻度を決める。そう言い切りたいほど、快適。
小雨や風から身を守るファンクション、日常着として着られるシンプルネス。これらを兼ね備えたのが、ユニクロが独自に開発した「ブロックテック」で作る定番のパーカだ。
Function 2
Function 3
当然、動きやすさと肌あたりの良さも考えてある。2.5層構造の一番外側の層は、耐久撥水性*1の高いツイル生地。その下の層には、防風・防水性と透湿性に優れた特殊なフィルムを挟み、肌に触れる部分は、ベタつきにくい凹凸がつけてある。フロントのジップは止水ファスナー仕様*2で、あごにあたる部分にはカバーも。肩周りは動かしやすいよう、3Dカットに。定番とはいえ、色展開は少しずつ入れ替わる。同じネイビーでも、その時々のムードに合わせ、アップデートしている。
*1 生地表面に撥水剤を固着させているため、撥水効果が長持ち。ただ、加工は永久的ではない
*2 完全防水ではなく、ファスナー部分は撥水仕様
小雨や風から身を守るファンクション、日常着として着られるシンプルネス。これらを兼ね備えたのが、ユニクロが独自に開発した「ブロックテック」で作る定番のパーカだ。当然、動きやすさと肌あたりの良さも考えてある。2.5層構造の一番外側の層は、耐久撥水性*1の高いツイル生地。その下の層には、防風・防水性と透湿性に優れた特殊なフィルムを挟み、肌に触れる部分は、ベタつきにくい凹凸がつけてある。フロントのジップは止水ファスナー仕様*2で、あごにあたる部分にはカバーも。肩周りは動かしやすいよう、3Dカットに。定番とはいえ、色展開は少しずつ入れ替わる。同じネイビーでも、その時々のムードに合わせ、アップデートしている。
*1 生地表面に撥水剤を固着させているため、撥水効果が長持ち。ただ、加工は永久的ではない
*2 完全防水ではなく、ファスナー部分は撥水仕様
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
スウェットのセットアップ、どれにする?
オリジナルに敬意を払い、モダンにアップデート。
1950年代にアメリカ空軍のヘルメットが、それまでのレザー仕様から、金属仕様になり巨大化したことから生まれた、通称ヘルメットバッグ。その後も、付属品や配給品が増え、とにかく大きいバッグに進化していった。当時はこの商品にあるような2way用のショルダーはついておらず、ハンドル部分で持ち運んでいた。品のあるセージグリーンや中綿入りの生地でオリジナルの雰囲気は踏襲しつつ、中にあるたくさんのポケットや、背面にあるスーツケース用のベルトなど、機能は時代に合わせてアップデート。
カントリースポーツの文化が今も残る英国。乗馬用、ハンティング用とさまざまな用途に合わせたジャケットが生まれ、雨や風を防ぐワックス加工の生地とともに世に広まっていったが、シティでも役立つディテールを残してアップデートしたのが、このジャケットだ。
風を防ぐため襟を立てる際、肌あたりの良いようにと切り替えられたコーデュロイの襟、グローブや獲物を入れていた大きな前見頃のポケット、それとは別に使えるハンドウォーマー。表地はハリのあるコットンナイロンで、機能性中綿「パフテック」で暖かさも担保。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
機能がデザインに、デザインは、やがて定番に。
意外と知らない、スキーウェアの歴史。
Skiers from
the Swedish National Team
2022年冬季パラリンピック、アルペンスキー競技のスーパー複合とスラロームで金メダル、ダウンヒルで銅メダルを獲得。「ユニクロの提供ウェアのクオリティにびっくりしている。普段のスキーでは、着心地が大切」とエッバ。
2018年からフリースタイルのジュニア世界選手権などで頭角を現し、現在はモーグルスウェーデン代表チーム所属。2026年の国際大会出場を目指す。「このシェルはほかのものより生地が薄く、着心地抜群でとても軽いね!」
スキーウェアのクラシックはどこにあるか?その起こりには諸説あり、北欧などでは、紀元前から移動手段としてスキーが暮らしの中に存在していた。一方で、スポーツとしての転換期は、1860年代のノルウェーに遡る。近代スキーの父と呼ばれる、ソンドレ・ノルハイムがターンの仕方や、バインディングの技術を開発したことが大きい。それから20世紀の中頃までは、厚手のウールで作ったセーターやソックス、スーチングがウェアの主流で、機能重視で、ユニセックスな形だった。注目すべきは、1960年代からの変化だ。ナイロンなどの合成繊維が普及し、天然素材に取って代わる。’69年にはロバート・レッドフォード主演の映画『白銀のレーサー』が公開されるなど、一気に大衆文化になっていく。その後、防水透湿素材やフリースの発明が素材にインパクトを与えた70年代を経て、’80年代にはビビッドなカラーのジャンプスーツタイプの登場など、ゲレンデファッションは大きな盛り上がりを見せた。2000年代にはスノーボードとストリートの影響を受けたルーズシルエットをはじめ、高機能素材の進化とともに、スキーウェア以外のダウンやシェル、レトロ回帰など、多様なスタイルが受け入れられる時代になった。
そして今季、ユニクロはメインパートナー兼、オフィシャル・クロージング・パートナーを務める、次のオリンピック・パラリンピックのスウェーデン代表チームと、新たなウェアを共同開発。そのひとつが、右でモーグルスキーのアルビン・ホルムグレン選手が着用した、新しいブロックテックパーカ。通常のブロックテックより一歩進んだ高い防水透湿性能を備え、雪上から日常生活までさらに快適に。アルペンスキーのエッバ・オールショー選手は、新作のパフテックベストで、’70年代風のレトロなウィンターリゾートスタイルに身を包んだ。
~1940s
1970-80s
2000s~
天然素材から合成繊維への移り変わり、合成繊維の機能の向上が大きなメジャートレンドを牽引した。一方でたまに見かける、熟練した技術のスキーヤーがレトロなスタイルを纏う姿にはどこか憧れる。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
オリジナルに敬意を払い、モダンにアップデート。
色つなぐ、山の版画家とフリースの親子。
イラストレーター、アートディレクターとしての活動のほか、近年はアーティストとして日本国内の個展やハイキングをテーマにした執筆なども寄稿している。娘の六花さんもボルダリングを習い始め、週末は親子で八ヶ岳の周りで過ごす。
発売から30年以上にわたり、ユニクロが大切にアップデートしながら作り続けているスタンダードアイテムのひとつ、フリースジャケット。登山やアウトドアにルーツを持つアイテムの実用性や機能性を、カジュアルウェアとして、手にしやすい価格で届けたいという思いから始まった。さらに、当時から大事にしているのが、豊富なカラーバリエーション。シックで着やすい色味はもちろん、今季もイエローやレトロなグリーン、パープルや、カラーブロックなど10色以上がラインナップしている。
親子の水 The Family Canteen (1974)
山と色、というキーワードでいえば、通称“山の版画家”、畦地梅太郎さんを紹介したい。1920年代から’99年に亡くなるまで、山を題材にした作品を作り続けた版画家だ。ノスタルジックな山岳風景や、山にまつわる自らの心情や経験を投影した山男を描いた作品で人気を博し、キャリアの後半にあたる’70年代以降は、ポップな色使いの作品でも知られている。今回は、彼の’74年の版画『親子の水』のグリーンとイエローからインスパイアされて、作品と同色のフリースジャケットを、これまた山を愛するアーティスト、ジェリー鵜飼さん親子に着てもらった。最近はトレイルランニングに打ち込み、アウトドアをテーマにした制作をしているジェリーさん。「僕の“山仲間”の中でも、畦地先生を好きだという人は多いんです」と語る。撮影は八ヶ岳の麓にある、古い別荘をリノベーションしたアトリエにて。やはり山には、ポップなカラーが似合う。
1902年、愛媛県宇和島生まれ。版画家の平塚運一や恩地孝四郎に師事。’20年代から、山の風景を題材に版画作品を制作。’53年に『山男』シリーズの初作を発表する。著作に、画文集『山の眼玉』『山のでべそ』『山の足音 山のえくぼ 』など。1999年没。
atelier-u.net/index.html本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
意外と知らない、スキーウェアの歴史。
ジーンズが窮屈だなんて、誰が決めた?
はき心地を極めることが、アイテムの可能性を無限に広げる。EZYジーンズはその最たる例かもしれない。キモは見た目からは想像できない伸びを持った「ウルトラストレッチ」。表はデニムと同じツイル生地、裏はスウェットのような肌あたりのパイルになっているのがその秘密。普段着としてラクなのは言うまでもなく、例えば国際線の機内のようなリラックスしたいシーンにも打ってつけ。では、アクティブは?
今回、EZYジーンズでボルダリングにチャレンジしてくれたディエゴは「ストレッチが他のデニムとは比べものにならない」と驚きながらスイスイ壁を登っていく。その姿が想起させるのは、1960年代のカリフォルニア・ヨセミテ国立公園に集うクライマーたちを捉えた伝説的な写真集『Yosemite in the Sixties』。道具やウェアが限られていた当時、ジーンズをはいて果敢に岩に張り付く様子が活写されている。時は巡って、日常からその延長のアクティビティまで同じデニムで過ごす。そのシームレスさが、今らしい。
ロサンゼルスのシルバーレイクで生まれ育つ。現在はPalace Skateboardsに勤務しながら、モデルとしても活動中。ボルダリングのほか、ロードバイクやスケートボードにも興じる。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
色つなぐ、山の版画家とフリースの親子。
山でいいものは、街でもいいもの。
1970年代にアウトドアスタイルが世界的なブームに。この時代、キャンプやハイキングはただの趣味ではなく、ライフスタイルの一部となった。当時のアイテムは今のアウトドアファッションのベースになっているけれど、着方はより多様に。レイヤリングの重要性が再認識され、機能性とファッション性を兼ね備えたアイテムはもはや当たり前。かつて、素材はナイロンやコットンが多く使われていたが、現代では防水性や通気性に優れた軽やかな高機能素材にアップデート。ヘビーからライトへ、ウェアや道具の進化は見逃せない。カラーは70年代の大胆な配色から、山にも街にもフィットするモダンなトーナルカラーが主流。またクラシックなフリースジャケットや多機能なバックパックが注目され、時代を超えて愛される定番アイテムとなった。こうした変化は、単なるファッションの流行ではなく、ライフスタイルの変化のあらわれ。アウトドアはもはや特別な体験ではなく、日常の一部であり、ファッションの一部となっている。
1. 当時のバックパックはポケットが多い大容量のタイプが一般的。アウトドア重視の設計のため耐久性と重量があった。
2. ウェアは機能性がありながら、カントリーライフに映える大胆な色使いが特徴。シャツは長袖のボックスシルエット、パンツは動きやすさが重視された。
3. シューズはとにかく頑丈なつくりが基本。革のハイカットブーツが定番で、重量級のトレッキングシューズが多かった。
1. バックパックは軽量で多機能なデザインに。コンパートメントや両サイドに小分け収納ができるポケットも登場し、デジタルデバイスの収納にも便利なつくりになった。
2. テクノロジーの進化によって、ウェアはより軽くて機能的に。左写真のウインドプルーフパーカは、防風性と通気性があり、小雨を弾く撥水加工も備えたスグレモノ。
3. 足元にも軽量化の波が。トレイルランニングシューズなど防水性と履き心地の良さを兼ね備えたモデルも人気だ。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
ジーンズが窮屈だなんて、誰が決めた?
50色あってうれしいものはなかなか少ない。
五十音にアメリカの州の数。50種類あるものを探せばそれなりにある。50色あってうれしいものも、色鉛筆?マニキュア?なくはない。ただ、身につけるものとなると、ソックス一択ではなかろうか。かれこれ20年以上、50の色を少しずつ入れ替えながら作り続けているのが、このリブソックス。何がいいって、色がいい。派手かなと思う色も、履いてみれば意外と慣れるのは、眼鏡選びに近いかもしれない。とてもよく似た色もあるが、履くと印象は違う、なんてことも290円で学べる。次に色が変わるのは2026年の春夏シーズン。気に入った色はストックしておこう。新品のソックスは何本あっても困らないし、自分に合う色のソックスはそう見つかるものじゃない。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
山でいいものは、街でもいいもの。
今、ストレートジーンズがとてもいい。
SWIPE
1
2
3
4
5
元はワークウェア由来のジーンズ。スリム、ワイドと隆盛はあれど、この秋は、JW ANDERSONとのコラボレーションで生まれた、ごくごく普通のストレートジーンズがちょうどいい。細くも太くもなく、ストンと落ちるシルエット。シンプルな分、色はお好みで。ウィメンズはブルーのトーンを少しずつずらしたインディゴが4種類+オリーブグリーンのカラージーンズ。今シーズン初登場となるメンズは、インディゴ3種に、古着のようなスミに近いグレー、そして煉瓦のようにクラシックなブラウン。たるませず、丈もサイズもジャストではくとシルエットがきれいに出る。足元もクリーンに、少しソックスを見せるくらいで。
SWIPE
1
2
3
4
5
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
50色あってうれしいものはなかなか少ない。
シャツで出したかったシルエットって、こういうこと。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
今、ストレートジーンズがとてもいい。
時代の空気はパンツのシルエットに出る。
70年代のムードがノスタルジックでありながらも新しさを感じるフレアシルエットのパンツ。膝の上からフレアが広がる左のトラウザージーンズは、カタチの美しさが際立つセンタープレスと、高いストレッチ性に優れているため一日中はき心地はイージー。右のスマートなパンツはフレアの始まる位置が高く、より膝下を長く見せる美シルエット。横にも縦にも伸びる快適さがはく人を笑顔にする。
腰からヒップにかけてジャストフィットしながら、裾に向かって緩やかなカーブを描く曲線シルエット。左は正統派な5ポケット仕様のデニムで、製品染めを施した一本。中央はもっともゆとりがありながら太ももからカーブするアンクル丈で足元をスッキリと。右は腰から膝にかけて広がり、裾に向かって細くなる樽のような丸みがユニーク。コットン混ジャージー生地を使用し、はき心地は快適。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
シャツで出したかったシルエットって、こういうこと。
ボタンダウンシャツとプリーツスカート。
本当に素晴らしい服の証とは?
おしゃれを楽しむ手っ取り早い方法は、斬新で華やかな服に頼って、服に語らせること。だけど本物のスタイルというものは、それとは別のところにある。シンプルな服で、遊ぶのだ。狙いを定め、個性をにじませ、ときにはオリジナリティを加えて。主役はあなたであり、服はあくまでツールだ。
男性にとっては、オックスフォードシャツがそのための欠かせないアイテム。厚手でしっかりしていて、圧倒的にクラシックでプレッピー。お馴染みの存在だからこそ、やんちゃな着方も受け入れてくれる。カラフルなTシャツに羽織ってもいいし、素肌に着てもいい。Vネックセーターの下にきちんと着ても、パーカの下に無造作に着込んでもいい。ジャストサイズでもオーバーサイズでも、腰に巻いても肩に掛けても、くしゃっとさせてもパリッと着ても。ボタンダウンカラーでも、ボタンを取ってしまっても。何でもありだ。
女性にとって同じ役割を持つのは、プリーツスカート。とことんクラシックで、正真正銘ブルジョワ風。ひとひねり加えてもよし、長くはいても、短くしてもよし。足に馴染んだスニーカーでも新しい靴でも、きちんとしたブラウスでもカジュアルなTシャツでもいける。仕上げは家族から譲り受けたジュエリー、あるいは若者っぽい小物。お行儀良くも、反抗的にもなれる。フォーマルでもインフォーマルでも、トラッドでもモダンでも、着る人の望みどおり。それこそが、本当に素晴らしい服の証なのだ。
文
『L’etiquette』ディレクター。ジャーナリストであり、『M Le Monde』や『Quotidien』に執筆。ゴーティエ・ボルサレロとともに『GOOD AS OLD』を出版し、その本は大好評で話題。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
時代の空気はパンツのシルエットに出る。
カシミヤのセーターとチノパンツ。
自分の味方になる服を見つけること
自分のスタイルを持つための決まった公式はない。けれど、常に繰り返し現れる要素はある。シルエットが変わっても、着る人が違っても、共通する要素だ。例えば、文化的なセンス。それに、自信も欠かせない。ユーモアだって、個性を形づくる助けになる。でもなによりも大切なのは、心地よく、肩の力を抜いていられること。それがなければ、スタイルは成立しない。
だからこそ大切なのは、自分の味方になる服を見つけること。恐れず、無理せず着られる、オーセンティックな服。女性なら、その意味で欠かせないのがカシミヤのセーターだ。柔らかく快適で、しなやかで多用途。素肌に着ても、Tシャツに重ねてもいい。羽織るのは厚手のコートでも、軽いジャケットでも。凍てつく冬の日でも、涼しい夏の夜でも。クルーネックでもタートルネックでも、控えめでも大胆でも、新品でも着古していても。カシミヤのセーターなら、いつでも安心して、うれしく身につけられる。
男性にとってそれは、チノパンツだ。やわらかくてはき心地がよく、オーセンティックで、安定した存在感。安心感と、信頼がある。リラックスしたい気持ちにも、おしゃれ心にも応えてくれる。ブレザーにもボンバージャケットにも、Tシャツにもボタンダウンシャツにも、スニーカーにもローファーにも合わせられる。いい日でも災難の多い日でも、晴れの日でも曇りの日でも大丈夫。チノパンツは、素敵にシンプル。だからこそ、スタイルのあるアイテムなのだ。
文
『L’etiquette』ディレクター。ジャーナリストであり、『M Le Monde』や『Quotidien』に執筆。ゴーティエ・ボルサレロとともに『GOOD AS OLD』を出版し、その本は大好評で話題。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
ボタンダウンシャツとプリーツスカート。
しっかり作られたものだけが長持ちする。
日本のミッドセンチュリー、昭和の中頃に生まれた、あの昔ながらのカフェのことを、人は「喫茶店」、あるいはもっと親しみをこめて「喫茶」と呼ぶ。喫茶は日本各地にあり、僕が愛してやまないものだ。どの店にも、ちょっと信じられないくらいにクールな空気が漂っている。ある種の威厳というか、時間の中でじっくりと育てられた「到達したものの美」がある。「クラシック」なのだ。そして、クラシックな喫茶には、郷愁、ノスタルジーがある。僕のお気に入りの喫茶のひとつが「ぶーげん」だ。小さな店で、鎌倉の大船駅から歩いて数分のところにある。太い梁と白壁の店内には、使い込まれた分厚い木のテーブルがあり、椅子も同じようにがっしりとしている。どれもこれも重さがある。このように「しっかり作られたもの」だけが、長持ちするのだ。
喫茶には定番の食べ物がある。トースト、ピザトースト、ナポリタン。「ぶーげん」のピザトーストは分厚くて、パンに独特の切り込みが入っている。そのこだわりのおかげで、耳の部分がよりカリッとして美味しいし、手でつかみやすい。多くの喫茶は、夫婦の二人三脚によって営まれている。カウンターの内側に、何十年も変わらない二人の姿がある。そういう店には独特の一貫性があって、それを守ることで、常連たちの信頼は育まれる。毎朝、いつもの顔ぶれがやってきて、「モーニングセット」を頼む。ずっと変わらず繰り返されてきた風景。そんなふうにして、喫茶は地域の柱のような存在になる。この「地域(ローカルコミュニティ)との結びつき」こそが、喫茶のクールさの本質である。まがい物では出せないものだ。時間とともに、店と客のあいだに染みこんでいくように育つ。だからこそ、その空間には威厳が宿る。クラシックである所以だ。
写真に写っているのが僕だ。「ぶーげん」でUNIQLOの新品のラムクルーネックセーターを着て、ピザトーストを食べているところ。いいセーターだったな。着心地もよくて、焼き加減も完璧なピザトーストにぴったりだった。上質な素材できちんと作られた服は、クラシックな喫茶と同じだ。ずっと着られる。信頼できる。時間とともに風合いが増していく。ラムクルーネックセーターも、喫茶も、そのようにしてクラシックになる。そういうものに袖を通すとき、あるいはドアを開けて入っていくとき、ふっと郷愁が胸をよぎる。その感情の正体は、たぶん——時間の中で静かに育てられた、ひとつの「品格」なのだろう。
Būgen
2-5-3 Ofuna, Kamakura City, Kanagawa-ken, Mon-Sat 11:00-16:00, Sunday and holidays 12:00-16:00, closed on Thursday
創業1977年。鎌倉の大船駅から徒歩数分の老舗喫茶店。山小屋風の外観とインテリアで、丁寧にドリップしたコーヒーが味わえる。昔ながらの喫茶店軽食、スイーツも。ピザトーストはコーヒーとセットで1,330円。
本ページに記載の価格は、8月28日時点での消費税込みの価格です。価格は変更になる可能性がございます。
カシミヤのセーターとチノパンツ。
ヴィンテージワークの感触から、秋は始まる。
Revisiting Classic
定番から新作まで。23のトピックで巡るユニクロのクラシック
Photography by Tom Leighton
Hello, Cate
Interview with Cate Blanchett
新しくユニクロアンバサダーに就任。ケイト・ブランシェットに15の質問
Puff it Up
軽くて薄いパファーアウターで、スマートなレイヤリング
Classical Wardrobe
自分好みに更新する、秋冬のワードローブのアイデア
My Standard
@lara_bsmnnことLaraのユニークなコーディネートルール
Life and Crafts
Uniqlo U 2025 Autumn & Winter Collection
バルセロナとストックホルム、手仕事の魅力を伝えるふたりの作家
UNIQLO and Our Town: Hong Kong
雑誌『Milk X』が、伝統と革新が息づく香港をガイド
Unique Clothing
Episode 09: HEATTECH Cashmere Blend
より薄く、軽く、しなやかなヒートテックカシミヤとは
Woodstock Weekend
アップステート・ニューヨークへの旅