フィンレイソン
2020.12.04

モデル・フォトグラファー琉花さんが過ごす、フィンレイソン ホリデーコレクションのある休日。

フィンレイソン

フィンランド最古のテキスタイルブランドであるフィンレイソンとコラボレートしたホリデーコレクションが12月11日発売となる。モデルでフォトグラファーとして活躍する琉花さんが、フィンレイソンの世界観とフィンランド流ホリデーを堪能すべく、ある旅先へと向かった。

フィンレイソン

撮影:Ayako Masunaga

琉花さんが訪れたのは緑の森に囲まれた埼玉県入間郡越生町に位置する「サウナスイートキャビン」。フィンランドのサウナ小屋をコンセプトとし、木の温もりを感じるロッジだ。本格的なサウナはもちろん、フィンランド流バーベキューも楽しめるこのロッジには、オリジンを同じくするフィンレイソンとコラボレートした特別なルームも。ラグやカーテン、クッションカバーのほか、リビングに佇む可愛らしいぬいぐるみまで、フィンレイソンを代表する「エレファンティ」など、魅力的なテキスタイルで彩られた空間が広がる。さらに12月1日から、本コレクションのラウンジウエアやルームシューズといったアイテムをUTが提供。空間で過ごすことに加えて、着ることでブランドの世界観を楽しめるという企画だ。(詳細はこちら)

フィンレイソン

撮影:Ayako Masunaga

普遍的なデザインながらモダンな印象を与えるテキスタイルの数々を擁するフィンレイソン。本コレクションでは、フィンレイソンならではのデザインを、柔らかな色味と優しい肌触りのフリースを用いて、ラウンジウエアやルームシューズ、ブランケットといったアイテムに落とし込んでいる。実際に「サウナスイートキャビン」でフィンレイソンの世界観を体感した琉花さんに、今回の旅について、またプライベートでの旅のこと、フォトグラファーとしての表現活動などを聞いた。

旅先で出合った風景やアイテムが心を豊かに。

ー「サウナスイートキャビン」で過ごしてみてどんなことを感じましたか。

旅がすごく好きで、新型コロナウィルスの感染が広がる以前はいろいろな国を訪れていました。でもフィンランドは行ったことがなかったので、今回の滞在ですごく興味を惹かれました。何気ない日常のアイテムにも愛着が持てるようデザインに工夫があって、でも押し付けがましくなく、シンプルで実用的。フィンレイソンのテキスタイルにもそんな印象を持ちました。フィンランドの人はきっと毎日の生活を楽しんでいるんですね。

ーフィンランドでは長く厳しい冬の間、自宅で豊かな時間を過ごすための知恵が古くからあります。日本もコロナ禍で大きく生活が変わり、人々が自宅で過ごす時間が増えましたが、琉花さんならではの自宅での時間を豊かにするための工夫とは?

これまではずっとアウトドア派で、時間があれば旅行やキャンプなどに出かけていました。今はごく当たり前のことですが、料理をしたり、部屋を整えたり、何気ないことを楽しんでいます。プライベートではシンプルなルームウエアが多いんですが、このラウンジウエアは肌あたりが柔らかくてあったかいし、ずっと着ていたいほど(笑)。今年の冬は家で過ごす時間がこれまで以上に増えそうですし、これは必需品となりそう

ー琉花さんが旅を好きになったきっかけとは?

旅好きだった両親の影響が大きいですね。今でもよく覚えているのが、小学3年生くらいの頃、家族3人で1ヶ月間ヨーロッパを車で一周したこと。旅行中はホテルなどには泊まらず、ずっとキャンプをして過ごしました。ヨーロッパにはキャンプ場が多くて、車で走っていると結構見つかるんです。キャンプ場がない日は車で寝泊りすることもありました。毎日バーベキューをしたり、自然の中で絵を描いたりして過ごしていました。高校生になってからは1人でもいろいろな国に行くようになりましたが、現地の友達を訪ねることが多いです。現地の楽しみ方を知っている人がいると旅は俄然楽しくなります。

ー特に印象的だった旅先は?

モロッコです。3度訪れていますが、両親も好きで一緒に行ったりもしました。特にエッサウィラの海の風景が好きですね。モロッコは雑貨も魅力的で、現地で買ったラグは今でも部屋で使っています。色彩が独特なんですよね。旅先で選んだもので自宅を彩ることができるのも、旅の楽しみかなと思います。

ー旅先を選ぶ基準は?

雑誌などで見て直感でいいと思ったらすぐ行動!『この風景を見たい、写真を撮りたい』ということが、旅に出かけるモチベーションなんです。子供の頃から自然に触れてきたので、自然の風景を切り取ることが多いかもしれません。イギリスに行った時に訪れたセブン・シスターズという崖も印象的でした。

フォトグラファーlukaさんのフィルターを通したフィンレイソンの世界

ー写真の仕事は、フォトグラファーlukaさんとして活動していらっしゃいますよね。数々の雑誌などで活躍されていますが、写真を始めたのはいつ頃ですか?

高校1年の頃、友達と2人で初めてウィーンとパリに旅行に行ったんです。その時に(フォトグラファーである)お父さんにフィルムカメラを貸してもらって、現地で夢中になって撮りました。何も知識がなくパシャパシャ撮っていたけれど、それはそれでいい写真だったなと。今とはまた違って。

ー愛用のカメラは?

ライカM6とKonicaのBiGminiです。ライカはお父さんに当時貸してもらったものです。高価なカメラなので、ずっとお父さんのものを借りて使っていたんですが、ある時自分で思い切って買った一台で3、4年は使っています。普段使いはBiGmini。軽いのでどこにでも持っていきます。お父さんとはカメラの話をよくしますね。「あのカメラ、いいらしいよ」とか、「壊れちゃったらどうしたらいい?」とか。でも、私の撮っている作品については特に話さないんです(笑)。遠くから見守ってくれている感じですね。

フィンレイソン

撮影:luka

ーフィルムカメラの魅力とは?

フィルムから始めたのでデジタルカメラのことはよくわからなくて。周りもフォトグラファーやクリエイターが多いのですが、みんなフィルムで撮ります。気軽に現像できるようになりましたし、デジタルネイチャー世代にとってはフィルムで撮る写真は新鮮なのだと思います。どんなものが撮れるか現像してみないとわからないところも面白いですし、フィルムでしか撮れないテクスチャーがあります。

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撮影:luka

ーモデルとして、フォトグラファーとして、今後どのような活動を思い描いていますか?

自分で写真を撮るようになって、モデルの仕事もより楽しくなりました。身近にプロのフォトグラファーの仕事を見ることができるし、撮る側の気持ちがわかるからこそ、被写体としてどう表現すべきかもっと考えるようになりました。両方に生かされていると思うし、両方の仕事を楽しみながら、より深めていきたいと思います。

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PROFILE

琉花/luka|1998年、東京生まれ。幼少時よりバックパッカースタイルで30カ国以上を旅し、15歳から写真を撮り始める。2017年 初の個展'Voyage 2014–2017'(代官山 AL Gallery)を開催。生後3ヶ月よりモデルとして活動しており、モード誌、ビューティー誌、ライフスタイル誌をはじめ、CM、広告、MVなどで活躍中。