
ラ・ベル・フェロニエール
レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたこの肖像画のモデルには、複数の候補が存在する。いずれもミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァの愛人とされていた、ルクレツィア・クリヴェッリやチェチーリア・ガッレラーニ。そして公妃ベアトリーチェ・デステ。しかし、フランソワ1世の愛人であり「ベル・フェロニエール」の名で知られたル・フェロン夫人の肖像画と混同されたことから、「ベル・フェロニエール」と呼ばれるようになった。どちらの肖像画の女性も金細工の髪飾り「フェロニエール」をつけていることにも一因があったと言われている。
La Belle Ferronnière / Leonardo DA VINCI
© RMN-Grand Palais (Musée du Louvre) / Michel Urtado