
独特のプリント柄と美しい色彩で知られるブランド、マリメッコのオリジナルパターンは1951年の創業時から現在に至るまで3500種以上ものデザインが生み出されています。タイムレスな魅力にあふれるアイコニックなプリントたちは、何千色ものカラーパレットに染められ、プリントのラインナップはさらに進化を続けています。今回のニューイヤーコレクションで登場する4つのパターンをご紹介します。
- 01キヴェット(石)
- 02キッサプッル(モリフクロウ)
- 03セイレーニ(セイレーン)
- 04ハッタラ(綿菓子・雲)
キヴェット(石)



マイヤ・イソラのデザインによる「キヴェット」(石)は、ハサミを使って切り取った円形をモチーフとしたパターンです。マイヤのアトリエの周りにあった大きな角ばった石ころに色をつけたものが、インスピレーションのもとになっていると考えられています。発表以来、マリメッコを代表する人気パターンのひとつです。
キッサプッル(モリフクロウ)



1961年、マイヤ・イソラはマリメッコのプリント工場で、幾晩ものあいだ音楽を聴きながら、生き生きとした優しい筆使いで絵を描き続けました。そこからいくつもの新しいデザインが生まれ、そのひとつとして、自然のフォルムを図案化した「キッサプッル」(モリフクロウ)のパターンが誕生しました。
セイレーニ(セイレーン)



1960年代初頭、ギリシャを旅していたマイヤ・イソラは、波の動きにインスピレーションを受け、ファブリックのためのパターンをいくつか描きました。そのひとつが、1964年作の「セイレーニ」(セイレーン)です。神話に登場する海の怪物、セイレーンにちなんで名付けられたこのパターンは、船乗りたちを危険な波間に誘い込んだセイレーンの魅惑的な歌声も思い起こさせます。
ハッタラ(綿菓子・雲)



ペンッティ・リンタがデザインした「ハッタラ」(綿菓子・雲)は、甘い夏の思い出を蘇らせ、思わず微笑んでしまうようなチャーミングなパターンです。