

ヨルダンにある世界最大級の難民キャンプに「ヒートテック」を届けに行きました
~The Heart of LifeWear Vol.7~
Mar 14, 2025
NEWS
ユニクロがグローバルパートナーシップを結ぶ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)から要請をうけ、2025年2月、ユニクロはヨルダンに53万点のヒートテックを届けてきました。中東最大、世界最大級のザータリ難民キャンプには約7万人が暮らしており、ヨルダンには約62万人のシリア難民が今も避難生活を送っています。
53万点もの大量のヒートテックはヨルダン国内のアズラック難民キャンプの倉庫にすべて集約されます。ヨルダンで難民が仕事を得ることは難しく、非常に厳しい経済状況のなかで暮らしています。UNHCRはヒートテックを難民キャンプ内の倉庫で荷受けして配布の準備をする仕事(有償ボランティア)を生み出し、難民への経済的支援につなげています。
53万点のヒートテックすべてを、サイズやアイテム別に仕分けをして配布準備を整え、ヨルダン国内の3か所の難民キャンプに輸送します。
難民キャンプでヒートテックを配布する仕事も、難民(有償ボランティア)によって行われます。UNHCRが事前に、家族構成と人数、必要なヒートテックのサイズと点数を入念に調査し、必要な服が確実に届くように配布します。
家族を代表してヒートテックの受け取りに倉庫に訪れた人々は、一列にならび、有償ボランティアがひとりひとりに、家族分のヒートテックを渡します。効率的で確実な配布オペレーションの実現は、ユニクロとUNHCRの長年の衣料支援活動のたまものです。
今回の寄贈は「The Heart of LifeWear」の活動の一環であるため、受け取りに集まった人々に、ユニクロとはどんなブランドで、なぜここにヒートテックを届けに来たのかを直接伝えました。難民の方々は、ユニクロの従業員と話しをしたり、写真を撮ったり、「The Heart of LifeWear」のアラビア語の説明文を熱心に読んだり。ハートのステッカーをはるアクティビティにも多くの難民が参加して「ジャミール!(いいね!)」と笑顔を見せてくれました。
一方で、ヨルダンの都市部には難民キャンプ以上に厳しい生活を強いられている人々もいます。ユニクロとUNHCRは難民支援活動の発展のため、難民のグループディスカッションに参加したり、自宅を訪問してお話をうかがうなど、ニーズの把握と服のチカラの可能性を常に模索しています。今回訪問したご家庭では、老朽化が進む自宅での厳しい寒さ、限られる子どもの教育機会、人道支援の縮小、職を得られず進む貧困などの厳しい状況を、病気で話ができないお父さんの横でお母さんが涙を流して私たちに訴えました。
渡したヒートテックとフリースを着ると「あたたかい。本当にありがとう」と初めて笑顔を見せてくれました。「お礼にコーヒーを入れるわ」と立ち上がったお母さんは私たちを抱きしめて、私たちが自宅を出て見えなくなるまでずっと、手を振って見送ってくれました。
「The Heart of LifeWear」は体のあたたかさだけでなく、心をあたためる、支援が必要な世界中の人々と心でつながる活動です。これからもユニクロは、世界各地でヒートテックの寄贈活動を続けていきます。次のレポートも楽しみにお待ちください。
この衣料支援は、What Makes Life Better?の取り組みの一環です。
詳しくはこちら : https://www.uniqlo.com/whatmakeslifebetter
ヒートテック商品一覧ページ
- WOMEN
https://www.uniqlo.com/jp/ja/women/heattech
- MEN
https://www.uniqlo.com/jp/ja/men/heattech
- KIDS
https://www.uniqlo.com/jp/ja/kids/heattech
PEACE FOR ALL
たった1枚のTシャツにも、平和のためにできることがある。
https://www.uniqlo.com/peace-for-all/
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