Selector
ファッションライター
いくら直幸さん
人気ブランドのPR職を経て、伝説のファッション誌『Boon』の編集者に。現在は『Begin』『OCEANS』をはじめ、ティーンからミドル世代までの多くの雑誌やウェブ、広告などで活躍中。
脱いでもキマる! 残暑の
「Tシャツ+1」にはコレが便利
(©UNIQLO)
確かな審美眼をもつファッションのプロが、バラエティ豊かなユニクロから “ コレは! ” な逸品をセレクト。目利きが選りすぐった間違いないアイテムで、さぁ、賢いオシャレを。
これからの時季は残暑が厳しくも朝夕は涼しく、またお店や電車では冷房がキンキンと、1日の中での寒暖の差が激しいもの。そこで今回は迎える季節に役立つ、いつものTシャツに “ +1 ” するアイテムをご紹介。肌寒いときはサッと着られ、暑くなったらパッと脱げて、脱いでも邪魔にならずにアクセサリー感覚でオシャレがキマる。そんな一着を、快適性やトレンド、気軽さといったツボも押さえながら厳選しました。
「脱ぎ着しやすいのは言うまでもなく、ジャケットほどかしこまらず、それでいてTシャツでのラフな格好も、ほんのり品良く格上げしてくれるのがカーディガンの魅力。羽織るだけで “ いい人 ” っぽく見える好印象アイテムなので、古今東西を問わず、女性からの評判も上々です。
そして種類豊富なユニクロの中でもイチ押ししたいのが、最高級ウールのエクストラファインメリノを使用したタイプです。ウール=冬のイメージもありますが、メリノは通気や吸湿速乾、高い断熱効果による温度調節性にも優れるため、寒いときは暖かく、暑いときには涼しく通年で活躍します。またシワにもなりにくいうえに防臭効果まであり、アウトドアやスポートウェアにも用いられるなど “ 天然の機能素材 ” と呼ばれるほど。
なかでもこちらは極細繊維のメリノが使われているため、見た目にも上質で美しく、肌ざわりも実に滑らか。Tシャツの上に羽織っても、ウール特有の不快なチクチク感はありません。さらに家庭の洗濯機で洗え、毛玉もできにくいなどイージーケアも嬉しい。デイリーユースはもちろん旅行などにも重宝するので、1着あると絶対に便利です!」
カラーバリエーションは、合わせる色を限定せず、着回しやすいシックなカラーが用意されています。ダークトーンとライトトーンなど印象の異なる2色を揃えておくと、より幅広いオシャレを楽しめますよ。
「暑くなく寒くもない、そんな季節にちょうどいいロングスリーブTシャツ。ここ数年、トレンドという観点では不遇のアイテムでしたが、現在リバイバル中の'90sファッションやストリートスタイルの盛り上がりを追い風に、一躍旬の存在へとカムバックしています。
基本はインナーなしで1枚で着ることが多いアイテムですが、半袖のTシャツの上からレイヤードすると “ 脱ぐ ” という選択肢も加わり、使い勝手が倍増します。1枚着でも袖をまくる・下ろす程度はできますが、重ね着することでより細やかな体温調整が可能になるうえ、コーディネートもグッとこなれた印象に仕上がります。
特にオスススメは、装いをキャッチーに演出し、見映えをアップしてくれるプリント入りのデザイン。着用時はもちろん、下の写真のように脱いでアレンジしたときにも、プリントがアクセントになります。なかでも袖にプリントが入ったタイプは目下人気の中心であり、結んだり巻いた際にもさりげないアイキャッチに。今年らしい “ +1 ” を狙うなら断然コレです!」
前面プリントやバックプリント、フェルトのようなフロッキープリント、胸ポケット付きといった多彩なバリエーションが揃います。好みのグラフィックで選ぶも良し、着こなしに合わせて色で選ぶも良しです。
カリフォルニアメモリーズグラフィックT(長袖)の購入はこちら
長袖のプリントTシャツの代わりに、不動の定番であるボーダーカットソーを使うのもアリ。総柄なのでよりキャッチーなルックスになり、脱いでアレンジしたときにも一段と効果的なアクセントになります。
ウォッシュボーダーT(長袖)の購入はこちら
「デニムシャツは、いつの時代も休日カジュアルの人気アイテム。あらゆるコーディネートに取り入れやすい高い汎用性、ガシガシ着られてガンガン洗え、シワや汚れさえも味になり、アイロンも不要と、細かいことを気にせずラフに使えるのは、やはり便利です。
こうした特性は、腕をまくったり、脱いで肩に掛けたり、腰に巻くなどした際にも発揮されるので、“ +1 ” スタイルにも非常に有用。キレイに着ることを前提とするドレッシーなシャツでは、こうはいきません。
ユニクロの一枚は、そうした本来の持ち味を活かしながらも、シルエットが洗練されているため野暮ったく見えず、なかにはボタンダウンカラーも用意されており、適度にキチンと感を保てるのがポイント。他にもシャンブレーをはじめ、洗いざらしでクシャっと着られるシャツ、またクリーンなオックスフォード地のような見た目にしてシワになりにくいタイプも同じように活躍します」
ボタンダウンは濃紺から淡いインディゴ、さらに都会的なグレーデニムまで数種類が揃います。また両胸にポケットを備えたワークシャツは、より男っぽい着こなしにオススメ。他にシャンブレー生地のタイプも。
上質な超長綿を高密度で織り上げたハリのあるブロード生地、ボタンダウンカラーなど仕立てはドレッシーながら、製品洗いによってラフな風合いに。洗いざらしのまま、あえてシワっぽく着てもサマになります。
見た目はボタンダウンカラーの正統派オックスフォードシャツですが、実はシワになりくいジャージー素材。伸縮性があるためスリムフィットでもストレスなく着られ、また汗が乾きやすいドライ機能も。装いは品良く、でも気楽がいいワガママな大人に最適です。
【Staff Credit】
撮影:杉田裕一(POLYVALENT)
構成・スタイリング・文:いくら直幸
(©UNIQLO)
確かな審美眼をもつファッションのプロが、バラエティ豊かなユニクロから “ コレは! ” な逸品をセレクト。目利きが選りすぐった間違いないアイテムで、さぁ、賢いオシャレを。
これからの時季は残暑が厳しくも朝夕は涼しく、またお店や電車では冷房がキンキンと、1日の中での寒暖の差が激しいもの。そこで今回は迎える季節に役立つ、いつものTシャツに “ +1 ” するアイテムをご紹介。肌寒いときはサッと着られ、暑くなったらパッと脱げて、脱いでも邪魔にならずにアクセサリー感覚でオシャレがキマる。そんな一着を、快適性やトレンド、気軽さといったツボも押さえながら厳選しました。
Selector
ファッションライター
いくら直幸さん
人気ブランドのPR職を経て、伝説のファッション誌『Boon』の編集者に。現在は『Begin』『OCEANS』をはじめ、ティーンからミドル世代までの多くの雑誌やウェブ、広告などで活躍中。
「脱ぎ着しやすいのは言うまでもなく、ジャケットほどかしこまらず、それでいてTシャツでのラフな格好も、ほんのり品良く格上げしてくれるのがカーディガンの魅力。羽織るだけで “ いい人 ” っぽく見える好印象アイテムなので、古今東西を問わず、女性からの評判も上々です。
そして種類豊富なユニクロの中でもイチ押ししたいのが、最高級ウールのエクストラファインメリノを使用したタイプです。ウール=冬のイメージもありますが、メリノは通気や吸湿速乾、高い断熱効果による温度調節性にも優れるため、寒いときは暖かく、暑いときには涼しく通年で活躍します。またシワにもなりにくいうえに防臭効果まであり、アウトドアやスポートウェアにも用いられるなど “ 天然の機能素材 ” と呼ばれるほど。
なかでもこちらは極細繊維のメリノが使われているため、見た目にも上質で美しく、肌ざわりも実に滑らか。Tシャツの上に羽織っても、ウール特有の不快なチクチク感はありません。さらに家庭の洗濯機で洗え、毛玉もできにくいなどイージーケアも嬉しい。デイリーユースはもちろん旅行などにも重宝するので、1着あると絶対に便利です!」
カラーバリエーションは、合わせる色を限定せず、着回しやすいシックなカラーが用意されています。ダークトーンとライトトーンなど印象の異なる2色を揃えておくと、より幅広いオシャレを楽しめますよ。
「暑くなく寒くもない、そんな季節にちょうどいいロングスリーブTシャツ。ここ数年、トレンドという観点では不遇のアイテムでしたが、現在リバイバル中の'90sファッションやストリートスタイルの盛り上がりを追い風に、一躍旬の存在へとカムバックしています。
基本はインナーなしで1枚で着ることが多いアイテムですが、半袖のTシャツの上からレイヤードすると “ 脱ぐ ” という選択肢も加わり、使い勝手が倍増します。1枚着でも袖をまくる・下ろす程度はできますが、重ね着することでより細やかな体温調整が可能になるうえ、コーディネートもグッとこなれた印象に仕上がります。
特にオスススメは、装いをキャッチーに演出し、見映えをアップしてくれるプリント入りのデザイン。着用時はもちろん、下の写真のように脱いでアレンジしたときにも、プリントがアクセントになります。なかでも袖にプリントが入ったタイプは目下人気の中心であり、結んだり巻いた際にもさりげないアイキャッチに。今年らしい “ +1 ” を狙うなら断然コレです!」
前面プリントやバックプリント、フェルトのようなフロッキープリント、胸ポケット付きといった多彩なバリエーションが揃います。好みのグラフィックで選ぶも良し、着こなしに合わせて色で選ぶも良しです。
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長袖のプリントTシャツの代わりに、不動の定番であるボーダーカットソーを使うのもアリ。総柄なのでよりキャッチーなルックスになり、脱いでアレンジしたときにも一段と効果的なアクセントになります。
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「デニムシャツは、いつの時代も休日カジュアルの人気アイテム。あらゆるコーディネートに取り入れやすい高い汎用性、ガシガシ着られてガンガン洗え、シワや汚れさえも味になり、アイロンも不要と、細かいことを気にせずラフに使えるのは、やはり便利です。
こうした特性は、腕をまくったり、脱いで肩に掛けたり、腰に巻くなどした際にも発揮されるので、“ +1 ” スタイルにも非常に有用。キレイに着ることを前提とするドレッシーなシャツでは、こうはいきません。
ユニクロの一枚は、そうした本来の持ち味を活かしながらも、シルエットが洗練されているため野暮ったく見えず、なかにはボタンダウンカラーも用意されており、適度にキチンと感を保てるのがポイント。他にもシャンブレーをはじめ、洗いざらしでクシャっと着られるシャツ、またクリーンなオックスフォード地のような見た目にしてシワになりにくいタイプも同じように活躍します」
ボタンダウンは濃紺から淡いインディゴ、さらに都会的なグレーデニムまで数種類が揃います。また両胸にポケットを備えたワークシャツは、より男っぽい着こなしにオススメ。他にシャンブレー生地のタイプも。
上質な超長綿を高密度で織り上げたハリのあるブロード生地、ボタンダウンカラーなど仕立てはドレッシーながら、製品洗いによってラフな風合いに。洗いざらしのまま、あえてシワっぽく着てもサマになります。
見た目はボタンダウンカラーの正統派オックスフォードシャツですが、実はシワになりくいジャージー素材。伸縮性があるためスリムフィットでもストレスなく着られ、また汗が乾きやすいドライ機能も。装いは品良く、でも気楽がいいワガママな大人に最適です。
【Staff Credit】
撮影:杉田裕一(POLYVALENT)
構成・スタイリング・文:いくら直幸