Product Innovations

地球にやさしい服の図鑑

ユニクロを展開するファーストリテイリングは、サステナブルで高品質な商品づくりを進めています。
ジーンズについては、ジーンズイノベーションセンターで開発した仕上げ加工工程で
水の使用量を削減する技術を、全ブランドに導入しています。ユニクロ、ジーユー、セオリー、J Brandが展開する、
サステナブルな商品をご紹介します。

Photo:KinyaOta

地球にやさしい服の図鑑

UNIQLO

UNIQLO

回収ペットボトルからつくられる再生ポリエステル素材を使用し、資源の有効利用を促進しています。高機能速乾ウエア「ドライEXポロシャツ」は生地の32%~75%に、2020年秋冬の新商品「ファーリーフリースフルジップジャケット」と「ファーリーフリースプルオーバー」は、生地の30%に再生ポリエステルを使用しています。新商品の「リサイクル ダウンジャケット」に使用するダウンとフェザー100%は、お客様から回収したダウン商品からとり出したもの。リサイクルには、東レ株式会社が新開発した、完全自動化によるダウン分離システムを採用。手作業に比べて約50倍の処理能力を実現し、大規模なリサイクルと大量生産が可能になりました。分離の後に洗浄工程を経て、新毛同等の洗浄基準をクリアしたダウンとフェザーが、新しいダウン商品の素材としてリサイクルされます。

Theory

Theory

「Good Wool」は、社会と環境に配慮した製法でつくられる「Theory For Good」コレクションの一つです。「Traceable Wool」は、エシカルに飼育されたオーストラリアの羊から生産した超微細のメリノウールを使い、最新の省エネ技術を駆使してイタリアの工場で織り上げています。

GU

GU

環境に負荷の少ないジーンズづくりをめざし、従来の生産プロセスを見直すことで、水の使用量を最大96%削減(仕上げ加工時)。「テーパードアンクルジーンズ」をはじめ、ジーユーのすべてのジーンズづくりにこの加工方法を導入しています。「オゾンガス洗浄」や水をほとんど使わない「ナノバブル洗浄」を可能にするウォッシュマシーンの導入により、品質はそのままにわずかな水で仕上げることができます。また、耐用年数が長く、すり減らない人工石「エコストーン」を採用することで、粉砕ゴミをなくし、洗浄に必要な水を減らすことに成功しました。

※ジーユーのテーパードアンクルジーンズの仕上げ加工工程における水の使用量を従来品と比較

J Brand

J Brand

ロサンゼルス発のJ Brandは、「Mid-Rise Super Skinny」をはじめとしたプレミアム・デニムが人気のブランド。ジーンズの仕上げ加工工程における水の使用量を削減する技術を取り入れ、トレーサビリティが確保されたコットンと再生ポリエステルを使用。伸縮性と保形性も兼ね備えています。