GENDER

SUPPORTING
WOMEN
IN COVID-19

若草プロジェクト×ユニクロ

コロナ禍を生きる女性たちに、
何ができるか?

コロナウイルスは、女性たちの人生にも重い影を落としています。
ひとつは「貧困」。日本において、コロナ禍で職を失った人の数は最初の緊急事態宣言が出された直後に男性約32万人、女性はじつに約74万人に達しました。
男性に比べ、女性の非正規雇用者が多いことが原因のひとつとされています。
もうひとつの問題が「暴力」。内閣府によると、緊急事態宣言で外出しづらい状況下において、女性がDVを受けるなどの相談件数が、
2020年5~6月には、前年の約1.6倍に増加しています。
この傾向は日本だけではなく、世界中で見られます。ユニクロでは、世界数か国でNGOを通し、女性たちを守るためのシェルターを支援しています。

コロナに負けるな、女性たち。

DV相談件数の推移

  • ○コロナ渦によるDV相談件数の増加(体前年同月)を見ると、5月、6月の相談件数は前年同月の1.6倍。

*DV相談プラスとは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛、休業等が行われる中、DVの増加・深刻化が懸念されることから、
緊急的に実施するもので、4月20日から相談窓口が拡充されました。

DV相談件数の推移 DV相談件数の推移

(出展)内閣府男女共同参画局調べ
※全国の配偶者暴力相談支援センターからの相談件数は、11月30日の時点の暫定値

衣料ギフトの贈呈と、
スペシャルなイベントを実施

衣料ギフトの贈呈と、スペシャルなイベントを実施

職を失い経済的に立ち行かなくなる。暴力の危険に苛まれる。あるいは、大切な家族を失う。そんな女性たちに必要なのは、もう一度自信を持つことであると私たちは考えます。服のチカラを通して、彼女たちに一瞬でも笑顔を取り戻して欲しい。そんな想いから、ユニクロはこれまで世界各国のNGOを通してシェルターで暮らす女性たちへインナーウェアなどの寄贈を行ってきました。しかし、コロナの状況下においてそれだけでは足りない。そう考えてきました。
2021年。3月8日の国際女性デーに、ユニクロをはじめとするファーストリテイリンググループのブランドは、「若草プロジェクト」を通じ、シェルターに暮らすことを余儀なくされた女性たちへ、ブラウス、パンツ、エアリズムマスクやバッグなどのアイテム約6300着をプレゼントします。さらに東京・大阪のユニクロ/GU店舗では、シェルター入居者を招待して好きな服を選んでもらい、プレゼントするイベントも開催。スタイリストによるアドバイスや、プロのカメラマンによる写真撮影を行います。
3月14日には、UNIQLO TOKYO に若草プロジェクト代表よびかけ人村木厚子氏、NHK報道局チーフプロデューサー福田和代氏を招き、コロナ禍の女性の問題についてディスカッションするトークイベントを開催いたします。

若草プロジェクトとは

若草プロジェクトとは、貧困、虐待、ネグレクト、DV、いじめ、性的搾取、薬物依存、育児ノイローゼ…社会の抱える様々な問題に苦しみ、生きづらさを抱える少女や若い女性たち―自分の苦しさの原因が何であるのかも分からず、心に小さなSOSを抱えながら生きる彼女たち。一見すると豊かな日本社会では、そんな彼女たちの「生きにくい」現状やその問題に対して、多くの偏見や誤解があり、十分な支援がなされていません。若草プロジェクトは、SOSを心に抱えた少女や若い女性たちと、彼女たちを支援する人たち(支援者)とをつなげ、彼女たちの心に寄添う支援を届ける活動です。

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