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2021 Fall & Winter collection

Photography by Ola Rindal Text by Uniqlo

フォトグラファー、オラ・リンダルが切り撮った、日常の延長線にある家族との時間。

Photography by Ola Rindal Text by Uniqlo

フォトグラファー、オラ・リンダルが切り撮った、日常の延長線にある家族との時間。

Family Photo

家族写真

パリで20年間、ファッションフォトグラファーとして活躍していたオラ・リンダルというフォトグラファーが、1年くらい前に生まれ育った地、ノルウェーの小さな村に引っ越したと聞いた。オラはいわゆるファッションフォトグラファーというには少しイメージが違っていて、優しく物静かで、背が高くシンプルな服を着ていた。その人柄と、光をとても繊細に表現する彼の写真に惹かれ、自分は何年かに一度、日本から撮影の仕事がパリであると、必ず撮影をお願いしていた。

オラには綺麗な日本人の奥さんがいて、確か小さな子どもが二人いたことを思い出し、彼のところに服をどっさり送るから、好きなものを着てもらって家族の写真を撮影してもらえないかとメールすると、ほどなくしてOKの返信があった。

そして待つこと数週間、オラから届いた100枚くらいの写真は、いつもと変わらないオラと、素敵な家族の姿が収められていた。その写真は、ファッションではなくドキュメンタリー。パリよりもロマンティックで、どこかセンチメンタルとでも言おうか。ちなみに、オラ自身の写真は奥さんのマドカさんが撮っていて、さらにオラとマドカさんが一緒に写っているものは、たまたま遊びに来ていた彼らの友人が撮っているとのこと。

それらの写真はずっと見ていてもなぜか飽きることがない。他人の家族なのにどうしてここまで愛おしく感じるのか、自分自身も不思議に思う。正直、自分とオラはそこまで深い友人でもないのに、この写真にずっと見入ってしまうのは、オラの誠実さと、彼の目でしか見ることができない美しい光が映し出されているせいか。

ところで最近、めっきり自分の家族の写真を撮っていないことに気づいた。改めてまずは、最も近くにいる隣人ともいえる家族を大切にしなければと思う。携帯じゃない、昔よく使っていたカメラを探してみよう。

Ola Rindal

Photographer

オラ・リンダル/写真家

1971年、ノルウェー生まれ。フォトグラファー。長年パリをベースにしたのち昨年家族と故郷のノルウェー、ファヴァンに移住。『Purple』『Luncheon』等のモード誌のファッションページで活躍の一方、自身の写真集も多数刊行。2020年3月には、現在彼が暮らす農場の名を冠した写真集『Thujord』を上梓。パートナーのマドカ・リンダルはセラミック・アーティストで、クリエーターカップルでもある。

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