Joy ofCooking

Photography by Mai Kise Styling by Mitsuru Kurosawa
Hair & Makeup by Ryoki Shimonagata
Food Styling by Mariko Hiromatsu Editing & Text by Yoshinao Yamada

アメリカの古きよき家庭料理の文化を伝え、90年以上にわたって愛される一冊の本が『Joy of Cooking』だ。
主婦であったイルマ・S・ロンバウアーが1931年に自費出版した同書は、1936年にBobbs-Merrill社から商業出版され、現在までに2,000万部超を誇るクックブックの名著である。
食材の種類、選び方、どんなときにその料理を食べるべきか。1,100ページを超える4,000以上のレシピ集は、プロセスや背景が網羅され、「料理をつくる楽しさ」がユニークな文章で明快に綴られている。
誰かを思い手間暇をかけながら、食材とともに手を動かす。自宅で料理を楽しむヘルシーな時間を見つめ直すきっかけをくれる『Joy of Cooking』。本書で取り上げる春夏にぴったりな4品*を、肌ざわりのよいリネンウェアと一緒に紹介しよう。

*レシピは『Joy of Cooking』をもとに一部変更を加えています。

アメリカの古きよき家庭料理の文化を伝え、90年以上にわたって愛される一冊の本が『Joy of Cooking』だ。
主婦であったイルマ・S・ロンバウアーが1931年に自費出版した同書は、1936年にBobbs-Merrill社から商業出版され、現在までに2,000万部超を誇るクックブックの名著である。
食材の種類、選び方、どんなときにその料理を食べるべきか。1,100ページを超える4,000以上のレシピ集は、プロセスや背景が網羅され、「料理をつくる楽しさ」がユニークな文章で明快に綴られている。
誰かを思い手間暇をかけながら、食材とともに手を動かす。自宅で料理を楽しむヘルシーな時間を見つめ直すきっかけをくれる『Joy of Cooking』。本書で取り上げる春夏にぴったりな4品*を、肌ざわりのよいリネンウェアと一緒に紹介しよう。

*レシピは『Joy of Cooking』をもとに一部変更を加えています。

[ Emiliano Cooks for Grace ]エミリアノがつくるレシピ

Cucumber Picklesキュウリのピクルス

エミリアノがまず作るのは、春夏の食欲をそそるスパイシーなピクルス。スライスしたキュウリにタカノツメや花椒などをあえる手軽さは、初めて挑戦するレシピにもぴったり。アジアンテイストのピクルスはしっかりとした味の肉料理によく合うけれど、今回のメインであるライス・ヌードルとも相性抜群。調理後2〜3時間ほどで風味はしっかり染みこむが、清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保存しておけば2カ月ほど楽しむことができる。辛さを抑えたい場合は、タカノツメと花椒の量を半分にして。

Ingredients材料(2人分)

キュウリ…4本 塩…小さじ1/2
(A)酢…1と1/3カップ 砂糖…大さじ3 薄切りにしたニンニク…3かけ 皮を剥き、細切りまたは千切りにしたショウガ…1かけ 塩…小さじ2
(B)小さなタカノツメ…8個 花椒…小さじ1と1/2 白粒胡椒…小さじ1

Instructions作り方

  1. 縦半分に切り、薄く斜め切りにしたキュウリと塩小さじ1/2をボウルに入れて混ぜ、1時間ほど置く。
  2. 別のボウルで(A)をよく混ぜる。
  3. 鍋を中火にかけ、熱くなったところにサラダ油とゴマ油各大さじ1.5、(B)を入れ、タカノツメが茶色くなる寸前まで混ぜながら熱し、(2)に(B)をすばやく流し入れる。
  4. 水分が出たキュウリを水で洗い、水気を切って(3)のボウルに入れ、味を染み込ませる。2〜3時間で食べ頃に。

[ Grace Cooks for Emiliano ]グレースがつくるレシピ

Chicken Parmigianaチキン・パルミジャーナ

グレースが作るひと品目は、イタリアン・アメリカンのクラシックなメニューとして紹介されているチキン・パルミジャーナ。手作りソースもいいけれど、市販のトマトソースを活用してもいいと教えてくれるのが『Joy of Cooking』の魅力。レシピは長いけれど、時間があるときに下ごしらえをして、冷蔵庫で保存しておけば食べる直前に火を通すだけでOK。ボリュームたっぷりなので、残った翌日はパンに挟み込んでサンドイッチにするのもおすすめ。トマトの酸味とチーズがクセになる。

Ingredients材料(2人分)

鶏むね肉…約450g ホールトマト…1缶 小麦粉…1/2カップ 削ったパルメザンチーズ…1/4カップ
(A)タマネギ…1/2個 ニンジン…1/2本 葉のついたセロリ…1/2本
(B)みじん切りにしたニンニク…1かけ 刻んだバジルとローズマリー…適量 セージまたはタイム…大さじ1
(C)トマトペースト…小さじ1 塩…小さじ3/4 黒胡椒…小さじ1/4
(D)卵…1個 水…大さじ1
(E)パン粉…1カップ 削ったパルメザンチーズ…1/4カップ 乾燥させたローズマリー、タイムまたはオレガノ…小さじ1 塩…小さじ1 黒胡椒…少々
(F)薄くスライスしたモッツァレラチーズ…170g

Instructions作り方

  1. 中火にかけたフライパンでオリーブオイル大さじ2を熱し、みじん切りにした(A)を加える。
  2. フタをして弱火にし、ときどき混ぜながら15分ほど火を通す。(B)を加えて30秒ほどさらに混ぜる。
  3. ホールトマトと(C)を加え、トマトを潰しながら15〜20分ほど煮こむ。水分を飛ばしたらトマトソースの完成。
  4. 皮をはがして脂肪分を取り除いた鶏むね肉を観音開きにし、平たくしてクッキングシートに挟んでのし棒で薄くなるまで叩く。
  5. 皿に広げた小麦粉1/2カップを鶏むね肉にまぶして余分な粉を払う。浅いボールに入れて混ぜた(D)を鶏むね肉につけてから(E)をまぶし、指で軽くなじませる。
  6. フライパンを中火にかけ、サラダ油大さじ3を熱する。フライパンに(5)を入れ、薄いきつね色になるまで両面ともに2〜3分ずつ揚げてカツレツの完成。
  7. オーブンを170℃に予熱し、薄く油を塗ったオーブン皿にトマトソース1/2カップを入れ、カツレツを軽く重ねるように並べ、削ったパルメザンチーズ1/4カップをまんべんなく振り、トマトソースの残りを入れ、最後に(F)をのせる。オーブン皿にアルミホイルをかぶせて20〜30分焼く。
  8. 最後にアルミホイルを取り、オーブン上段で数分ほど焼いて表面に焼き色をつける。刻んだパセリを散らして食卓へ。

[ Emiliano Cooks for Grace ]エミリアノがつくるレシピ

Rice Noodle Bowlライス・ヌードル

スパイシーなピクルスで食欲を刺激されたあとは、『Joy of Cooking』で夏の定番メニューとして紹介されるベトナムのライス・ヌードルを。肉やエビ、たっぷりの野菜と香草など、色々なトッピングを自由に楽しめるのがアジアンなメニューの醍醐味。具材を別の皿に盛っておけば、ふたりだけのオリジナルのヌードルが楽しめる。ベトナムの万能つけたれ、ヌクチャムの隠し味にはライム・ジュースがおすすめ。クセのあるナンプラーのうま味はそのままに、鼻へ抜けるような爽快感がやみつきに。

Ingredients材料(2人分)

ライスヌードル…200g みじん切りにしたニンニク、トウガラシ…適量 鶏肉、豚肉、豆腐、エビ…お好みで
(A)水…1/4カップ ライム・ジュースまたは酢…1/6カップ 砂糖…大さじ1 ナンプラー…大さじ1〜3
(B)千切りにしたレタスまたは白菜…1カップ 皮を剥いて種を取り、千切りにしたキュウリ…小1本分 千切りにしたニンジン…小1本分 千切りにしたダイコンまたはラディッシュ…60g  細かく切った青ネギ…2本
(C)ライム ゆでたもやし パクチー、ミント、シソなどのハーブ ローストして刻んだピーナッツ

Instructions作り方

  1. ボウルに入れた(A)を砂糖が溶けるまで混ぜ、好みでみじん切りにしたニンニクやトウガラシを加える。10分ほど置くとヌクチャムの完成。
  2. ライス・ヌードルに添える具材の準備。エビは塩ゆで、酒、醤油、みりん、ショウガ、ニンニクで下味をつけた豚もも肉を塊のままローストに、塩胡椒、酒、ニンニク、ショウガで下味をつけた鶏もも肉を蒸す。
  3. 市販のライス・ヌードルを表記通りにゆで、器に盛り付ける。
  4. (B)を器にのせ、ひと口大に切った豚肉、鶏肉、エビなどを重ね、好みで(C)を添える。

[ Grace Cooks for Emiliano ]グレースがつくるレシピ

Apple Frittersリンゴのフリッター

トマトの酸味が効いたチキンのあとは、優しい甘さのリンゴがたっぷり入ったひと口サイズのフリッターがおすすめ。時代とともにレシピは少しずつ変わっているけど、1931年の初版以来、必ず掲載されている定番メニューだ。祖母から母へ、母から私へ……家族で受け継がれてきた思い出深いお菓子を彼にも楽しんでほしい。少し鮮度が失われてしまったリンゴでも、火を通すと新しい美味しさに。チェダーチーズを小さくカットしてリンゴと一緒に生地に混ぜ込めば、甘じょっぱい味わいにも。

Ingredients材料(2人分)

リンゴ…2個 レモン汁…大さじ1 サラダ油…適量 粉糖…適量
(A)小麦粉…80g 砂糖…25g ベーキングパウダー…小さじ1 シナモンパウダー…少々 塩…少々
(B)牛乳…2/3カップ(155g) 卵黄…卵1個分(卵白はメレンゲに) 溶かしバター…大さじ1

Instructions作り方

  • ボウルに(A)、別のボウルに(B)を混ぜ合わせる。(A)に(B)を加え、生地がなめらかになるまで混ぜ合わせる。
  • 皮を剥いたリンゴをサイコロ状に切り、レモン汁をまぶす。
  • ツノが立つまで卵白を泡立て、(1)の生地に加えて切るように混ぜる。さらにリンゴを加えてさっくり混ぜる。
  • 深めの鍋に油を入れて180℃に熱し、大さじ山盛りの生地を鍋にひとすくいずつ落とし入れる。
  • 落とし入れた生地の両面が膨らんできつね色になるまで揚げる。
  • 油を切って器に盛り、粉糖をふりかける。
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