Quiet Optimism

+J

2021 Spring & Summer collection

arriving this spring

デザイナー、ジル・サンダーとユニクロのコラボレーション「+J」に、
2021年春夏コレクションが新たに登場する。

自身の目を通し、感じたいまこの時を彼女は
デザインへどのように昇華したのか。
色彩のバリエーションや、新たな季節への思い。
そして時代が変化しても人々を魅了し続けるデザインの真髄を聞いた。

  • Photography by Katsuhide Morimoto
  • Styling by Tsuyoshi Nimura (men), Yuriko E (women)
  • Hair by Waka Adachi
  • Makeup by UDA

デザイナー、ジル・サンダーが感じる「いま」

20FWと21SSで新しい+Jのフルラインナップが揃います。特にSSで表現したいことと、SSのカラーパレットの考え方について教えてください。
21SSでは、「静かなオプティミズム」を表現することを目指しています。美しくも慎ましく、上品で透明感あるカラーを使っていきます。クオリティーと、素材のイノベーションも追求し続けたいと思っています。全体のイメージは「洗練」、つまり再生と新たなスタートを思わせるような純粋さです。
+Jが掲げる、「モダン・ユニフォーム」の考え方を教えてください。
「モダン・ユニフォーム」は、さまざまな場面やあらゆる気候に対応できる、ベーシックな服であるべきです。ただしこれは、デザインするうえでは大きなチャレンジです。現代を生きる人々がひとつになって、解決を必要とするあらゆる問題を含んだ今この瞬間を共有していく。その助けになるような力を持った服でなくてはなりません。
新しい春がやって来ます。時代の変化は、どのように今回のデザインに影響しましたか。
春を待ち望む気持ちはどんなときでも素敵なものですし、このような厳しい状況では特にそうです。春の風と空気と太陽を味わい、軽やかさやエネルギーが湧いてくるのを感じるのは、さぞ素晴らしい気分でしょう。そんなことをイメージしながら、春夏コレクションをデザインしました。
2020年秋にはドイツ国内10店舗目となるユニクロがハンブルクにオープンしました。現地での反応はいかがでしたか。
大変な騒ぎでした。お店は、ハンブルクの旧市街の真ん中、市庁舎のすぐ隣にあります。
SSから登場したセルビッジジーンズについて教えてください。
日本製のセルビッジデニムを使っています。長持ちする品質、しっかりとしたディテール、職人技など、私たちのヴィジョンに合う要素を備えた素材であり、信頼しています。旧式のシャトル織機で作られており、折り目がきついので、ほどけず、型くずれしません。丁寧に作られた製品であれば、セルビッジジーンズは一生ものにもなるアイテムだと思います。
あなたが現在まで、ファッションで多くの人の心を掴むことができるのはなぜですか。
ただ単に、「着る人に幸せと強さをもたらす服を作る」というヴィジョンを一貫して追い続けてきたからではないでしょうか。また、無駄を排除するという点については、社会の流れの先を行っていたかもしれません。そして、クオリティーの追求、洗練された控えめな表現、立体的なフォルム、革新的な素材といった要素が合わさり、多くの課題を抱える現代社会において、まさに「いまに相応しい」と感じられる、時代のニーズに応えるデザインを生み出してきたのだと思います。
ズバリ、ヘルシーであり続けるためには?
ポジティブであること。自分のクリエイティブな夢をためらわずに実現していくことです。
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