Big
Apple
Classics

23人のニューヨーカーとLifeWear

  • Photography by Kohei Kawashima
  • Styling by Tsuyoshi Nimura (men), Yuriko E (women)
  • Hair & Makeup by Misuzu Miyake Coordination by Momoko Ikeda
  • Special thanks to Tomoko Lee, Shoji Sano, Shimpei Nakagawa

新しきも古きもすべてが混ざり合う、多様性に満ちた街、ニューヨーク。
着こなしもしかり、魅力的な人の数だけスタイルがある。
自分らしく生きる18組のニューヨーカーと、それぞれのLifeWear。

Tauri Janeé | タウリ・ジェニー

Writer

映画『アニー・ホール』から飛び出したようなスタイルがよく似合う、ライターのタウリ。WEBサイト「blacklove.com」に寄稿中。この日読んでいたのは『Pleasure Activism』という本。
「アクティビズムを喜びや楽しみを感じながら行うものと再定義しようとする本。著者のadrienne maree brownは尊敬するライターなの」

Vicente Muñoz & Audrey Rose Smith | ヴィセンテ・ムノス &オードリー・ローズ・スミス

Founders of balcony magazine

世界中の雑誌が集まり、NYの印刷物の聖地でもある書店『CASA MAGAZINES』。その前で微笑むのは、雑誌『balcony』を立ち上げ、編集しているヴィセンテ&オードリー夫妻。
「アーティストたちの暮らしを共有するために作ったわ。 彼らの日常にある、ささやかで、親密さを感じさせるような出来事が集まった雑誌なの」

22 8th Ave, New York, NY

Arati Rao | アラティ・ラオ

Founder and Creative Director, Tantuvi

NYを拠点としながら、インドの織り手とラグの共同制作をしている〈Tantuvi〉を経営するアラティは、撮影時妊娠7カ月。子どもの誕生を心待ちにしながら、仕事にも情熱を注ぐ。スタジオの壁にはたくさんのラグが。
「手で染め、手で織ったものには自然な矛盾が生じる。完璧さを求めずに、それを受け入れるんです。手作りの過程こそが、それぞれの作品を特別でユニークなものにしているんです」

Darren Lee | ダレン・リー

Custom Bike Builder

名門「BROOKLYN MACHINE WORKS」から独立したバイクビルダーのダレン。
「渋滞を避けられる自転車は、NYではすごく速い移動手段さ。音や匂い、ちょっとした気温の変化もダイレクトに感じるし、街との一体感があるんだ」

Jenny Cooper | ジェニー・クーパー

Owner, IXV Coffee

ファッションデザイナーとして活躍後、2020年、ブルックリンにカフェ『IXV Coffee』を設立。店内には彼女が古着を再構築したコレクションも並ぶ。
「使い捨てる文化ではなく、リユースがいかに簡単かを伝えたいの。夢はどこのカフェでも使えて、返せるリユーザブルカップの仕組みを実現すること。もちろん、素敵な見た目のね!」

497c Pacific St., Brooklyn, NY

Marc Armitano Domingo | マーク・アルミターノ・ドミンゴ

Baroque Instrumentalist, Ceramist

バロック楽器の奏者であり、〈Armitano Domingo〉の名でセラミックも作るマーク。彼の部屋と作品からは型にはまらない開放的なムードが漂う。
「18世紀以前の作曲家たちは、演奏家に即興性や余白を残してくれて、もっと自由があった。彼らの楽器の装飾にも無限の可能性があったんだよ」

Jeffrey Deitch | ジェフリー・ダイチ

Art Dealer, Curator

SoHoにギャラリー『Deitch Projects』を構え、NYのアートシーンを牽引してきたジェフリー。ジャン=ミシェル・バスキアについて初めて記事を書いたことで知られ、キース・ヘリングなど伝説的なアーティストの展示も担当してきた。
「伝統的なアートディーラーのような、フォーマルなスタイルを心がけています。今は同業でタイを締めている人でさえ、数えるほどだと思いますが、スーツは私のシグネチャーなのです」

18 Wooster St, New York, NY (Jeffrey Deitch Gallery)

Misa & Koa Nishijima | ニシジマ ミサ&コア

Homemaker & Student

カメラマンの夫と出会い、20年前からこの街に住んでいる主婦のミサと、トレンチが似合うNY生まれの娘コア。歩き慣れたチェルシーは住んで10年、よく一緒にユニオン・スクエアのグリーンマーケットでショッピングをする。服装を1色でまとめるのが好きだというミサと、フーディーとトレンチの組み合わせが最近のお気に入りだと話すコア。自分のスタイルを持つことから服の楽しさは広がっていく。

Lukas Jimenez | ルーカス・ヒメネス

Student

キャロルガーデンで育ったルーカスは、ブルックリンのダンボでフェンシングに打ち込む学生。学校にはユニクロのチノとシャツを着ていくという。
「フェンシングは荷物が多い。だから服装はシンプルなことを心がけていて、ユニクロを選んでいるよ。週末の教会にもラムウールセーターと、行儀のいいスウェットパンツをはいて行ったりね」

Umberto Bellardi Ricci | ウンベルト・ベラルディ・リッチ

Sculptor, Architect, Product Designer

ルクセンブルク出身のウンベルトは、イギリスやメキシコでの制作活動を経て、現在はブルックリンの元造船所ネイビーヤードにスタジオを構えている。
「ドナルド・ジャッドのようなアメリカ的なミニマリズムや、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの建築的な影響を受けているんです」

Nadia Yaron | ナディア・ヤロン

Sculptor

「上から下までデニムというのが、私のビジネススーツ」と語るのは、アップステートのハドソンでゆったりと暮らす、彫刻家のナディア。広い庭に立つアトリエの小屋は、DIYで改装中。
「テキスタイルの仕事をした後、もっとフィジカルなことがしたくて木工を始めました。大きな作品を作りたくて近所の家から使わない丸太をもらい、チェーンソーで加工したことから私の作品づくりはスタートしたのです」

Justin Baez | ジャスティン・ラウル・バエズ

Media Coordinator

クイーンズ地区ロングアイランドシティの『ノグチ美術館』でメディア・コーディネーターを務めるジャスティン。
「ノグチは発展していくことをモットーとしていました。目標に向かい、芸術家としての幅を広げるべく尽力していた。それは多くのクリエイティブなニューヨーカーに通ずる部分がある気がします」

9-01 33rd Road, Long Island City, NY

Artworks © The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artists Rights Society

Sophia Pastorius-Young | ソフィア・パストリアス・ヤング

Musician

グリーンポイントに住むソフィアの家には、いたるところに楽器があふれている。弦楽器のほか、床にドラム、天井からはシンバルが吊り下がる。
「家族が代々音楽家だったから、物心ついた時から音楽に触れていたの。私がここを好きなのは、いいネイバーのみんなのおかげ。外でギターを弾いてたら、隣に3世帯で住むポーランド人のフランシスおばあちゃんが励ましてくれたり、彼女の人生を語ってくれたりするの」

Mecca & Faheem Allah | メッカ&ファヒーム・アラー

Model, Movement Artist & Skateboarder

ニューヨークらしい玄関前の“ストゥープ”に仲良く座っているのは、10分違いで生まれた双子でムーブメント・アーティストのメッカと、スケーターのファヒーム。互いを「たとえ喧嘩をしていても笑わせてくれる存在」と全く同じように称える2人は、とても双子らしい。

Quinn Batley | クイン・バトレー

Skateboarder, Student

ニュースクール大学への入学を機に、4年前にNYへと引っ越してきたクイン。Homiesというローカルスケートチームに所属し、今は写真を勉強中。
「周りのスケーターの日常を切り取った写真をまとめた本が、卒業制作になる予定なんだ。何が起こるかわからない魅力があるし、自分でなんとかしていくというエネルギーこそがNYらしさ。ここに暮らす友達の今を切り取れたらと思っているよ」

Isabella Rojas Bauso | イザベラ・ロハス・バウソー

Rock Climber

セントラル・パークの岩場は、クライマーたちに人気のスポット。クラッシュパッドを背負って地下鉄に乗り、練習しに来るというイザベラ。彼女は仲間と『MÁS』というクライミングのジンも作っている。
「『MÁS』はスペイン語で“もっと”という意味。従来のメディアでは取り上げられてこなかったこのスポーツの楽しさをもっと伝えたいの。いろんな人にもっと身近に感じてもらいたいな」

Loren Abramovitch & Daniel Soskolne | ローレン・アブラモヴィッチ & ダニエル・ソスコルネ

Site-Specific Cooking Chefs

イスラエル生まれのローレンとダニエルは、様々な場所で料理を振る舞うユニークな出張料理人デュオだ。幼少期から体験してきた料理のるつぼに触発された彼らの料理は、出身地やその周りの伝統が豊かに混じり合っている。
「僕らにとって料理とは、記憶とエモーションを感じさせるものなのです」

Jayden Sable & Jonathan del Rosario | ジェイデン・サーブル & ジョナサン・デル・ロザリオ

Students, Tennis Players

幼少期から「Kings County Tennis League」という団体でテニスを習ってきた2人。グリーンのポロシャツのジョナサンは、ここ「Fort Greene Tennis Association」などのパブリックコートで開催された大会を2020年まで5年連続制覇してきた猛者。そしてチルデンニットのジェイデンが2021年の覇者。
「最近はお返しとして、小さい子にテニスを教えるボランティアをしている。キッズが楽しそうにしているところを見るのが好きだし、自分が小さかった頃を思い出すよ!」

このページをシェアする

本誌でご紹介しているLifeWearはユニクロオンラインストアでご購入いただけます。

掲載商品のご案内

LifeWear magazineに対するご感想やご意見を募集しております。

本誌に関するアンケートはこちら

本ページに記載の価格は、2月17日時点での税込価格です。価格は変更になる可能性がございます。