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伸縮性がありながら本格的な経年変化を楽しめるストレッチセルビッジジーンズ。

伸縮性がありながら

本格的な経年変化を

楽しめるストレッチ

セルビッジジーンズ。

穿き続けた先に、答えがある。

経年変化は目に見えない。新品の状態から3年後の姿は想像できません。ジーンズは特に、穿き続けてこそ本当の品質が見えてきます。「伸縮性がありながら本格的な経年変化を楽しめる美脚なスリムフィット」という現代のスタンダードを追い求めて完成したストレッチセルビッジジーンズ。その生地ができるまでの舞台裏を公開します。

STRETCH SELVEDGE SLIM FIT JEANS
3年穿き込むとここまで変わります。
新品(2019年モデル)
約3年穿き込んだもの(2017年春夏モデル)
新品(2019年モデル)
約3年穿き込んだもの
(2017年春夏モデル)

3年穿き込むと

ここまで変わります。

左が新品のストレッチセルビッジジーンズ。右が、2017年春夏に発売された同モデル(*1)。まるでヴィンテージ加工が施されたように見えますが、実際、3年近く穿き込んだもの。新品はハリ感とわずかな凹凸があって、佇まいはザ・オーセンティック。3年経つと、その深みのある濃紺がきれいに色落ちして、インディゴの青さが際立ち、ヒゲと呼ばれる内腿の白い線もくっきり。もともと備わっている伸縮性の機能に加え、穿き込むことでさらに柔らかくなっています。

*1 品番は違いますが、同じ生地を使用しています。

快適なストレッチ性+美しい経年変化。これまでにない画期的なデニムは、『カイハラ』との共同開発で生まれた。

快適なストレッチ性+

美しい経年変化。

これまでにない画期的な

デニムは、『カイハラ』との

共同開発で生まれた。

ストレッチセルビッジジーンズの1stモデルを発売したのが2014年秋冬。そこから幾度となくアップデートを繰り返し、現行商品と同じデニム生地が完成したのが2017年春夏。今でこそ、UNIQLOの定番となっていますが、出来上がるまでには一筋縄ではいかない無理難題が山積みでした。

「快適なストレッチ+本格的なセルビッジ」というジーンズは、それまでの長い歴史で前例も概念もない上に、セルビッジを織る旧式の織機は半世紀以上も前に製造された古いものなので、伸縮性のある機能糸に対応しておらず、織機自体を改造しなくてはいけませんでした。他にも壁がたくさんあり、創業130年近い歴史を誇るデニムメーカー『カイハラ』の高い技術をもってしてもゼロからのチャレンジだったといいます。

きれいな色落ちと経年変化を楽しめるストレッチセルビッジジーンズはどのようにして生まれたのか。その裏舞台には、熟練技師のクラフトマンシップと、数々の緻密な計算がありました。

カイハラ

1893年に創業し、デニムの紡績・染色・織布・整理加工の一貫生産を行っている名門。世界の名だたるブランドからオファーが絶えず、“カイハラデニム”が高品質の指標となっているほど。UNIQLOとのパートナーシップは1998年からスタート。ストレッチセルビッジジーンズ以外にも、様々な商品の生地開発・製造をしています。

目指したのは、ハリと強度がありながら、風合いも出るスラブ糸。

目指したのは、ハリと強度がありながら、
風合いも出るスラブ糸。

美しいタテ糸の色落ちはどのようにして生まれるのか。それは、原綿から糸になる紡績段階から始まります。ストレッチセルビッジジーンズに求めたのは、ハリと硬さがあるオーセンティックな佇まいでありながら、穿き込んでいくうちにきれいに色落ちしていくデニムです。

検証の末に辿り着いたのが、真っ直ぐなストレート糸に近い太番手のスラブ糸。ストレート過ぎるとのっぺりとしたフラットな表情になってしまい、かといって、太さにムラのあるスラブ糸だと、穿き込んでいった際に武骨さが増して荒々しい印象になってしまいます。その両方の良さをバランスよく同居させるために、紡績機で、撚りや引っ張り具合を細かく設定しているのです。

目指したのは、ハリと強度がありながら、風合いも出るスラブ糸。

タテ糸の原料となるコットンは、サステナブルコットン認証のある複数の企業から買い付けをした原綿をミックスして使用しています。なぜかというと、コットンは気候の変化などによって品質に微差が生じてしまうから。複数の産地から届いた原綿の混率を調整することで、毎シーズン変わらないクオリティを保っているのです。

糸の芯まで染めずに、中心部の白をどれだけきれいに残せるか。

糸の芯まで染めずに、中心部の白を
どれだけきれいに残せるか。

インディゴに染められたタテ糸。その断面を切って見せてもらうと、糸の外周だけが濃紺に染まり、中心部は真っ白。担当技師の方に聞くと、「均一なだけでなく、いかに白をくっきりときれいに、太く出せるか。この白い芯こそが色落ちの要であり、このクオリティの高さが『カイハラ』の強みですね」という。

スラブ糸の凸凹部分が擦れて自然な色落ちとなり、年月を重ねるほどに芯の白が浮き立ってヴィンテージさながらの淡いブルーへと経年変化していく。それを具現化するために、逆算しながら紡績と染色を行なっているのです。

糸の芯まで染めずに、中心部の白をどれだけきれいに残せるか。

紡績を経た糸は太いロープ状に束ねられてから高さ10mほどの巨大なロープ染色機へ。熱せられたインディゴ染料の入った釜をスライドしながらくぐり、空気中を通る段階で酸化して藍色が徐々に深まっていくという仕組みです。釜の温度、時間、スピードなどは、すべて染まり具合を見据えて数値化されています。

旧式の織機でなければ表現できない味わいがある。
赤耳
赤耳

旧式の織機でなければ
表現できない味わいがある。

そもそもセルビッジとは、旧式のシャトル織機で織られたデニム生地のこと。裾を折り返したときに見える“耳”がその証で、ステッチが赤なら“赤耳”。中には“緑耳”などの個性的なものも存在します。

ジーンズがワークウエアからファッションの定番になり、様々なメーカーが量産するようになってからは高速化・効率化が求められ、今ではコンピュータ制御の革新織機が主流となっていますが、ストレッチセルビッジジーンズは、今から半世紀近く前に製造された豊田自動織機社製の旧式シャトル織機「G9」で織られているのです。

旧式の織機でなければ表現できない味わいがある。

このシャトルで打つヨコ糸に使われるのが、ストレッチの役割を担う機能糸。ただ、「G9」は綿100%のヨコ糸を打つためのものとして設計されている織機なので、ストレッチ性のあるポリウレタン混紡糸を適合させるためには、織機自体を細かく改造しなくてはなりませんでした。

旧式の織機でなければ表現できない味わいがある。

カン!カン!カン!という甲高い音を工場内に響き渡らせながら、ヨコ糸を巻きつけた舟型のシャトルがインディゴ染めしたタテ糸の間を往復し、ストレッチセルビッジデニムの生地へと姿を変えていく。ただ、現代の革新織機と比べると明らかに遅い。スピードでいうと1/6程度。24時間フル稼働でも、織れる生地の長さは1台につき120mほど。

そのうえ、全自動のデータ管理ではないため不具合も起きやすく、昼夜問わず技師による手動の調整が不可欠。しかも、古い機種なので取り扱いも難しく、1台1台に個体差があり、気温や湿度などによってもデニムの表情に微差ができてしまうそうです。

旧式の織機でなければ表現できない味わいがある。

時間も手間も労力もかかる。それでも「G9」にこだわる理由があるのは、織り上がった生地を見れば一目瞭然。触ってみると伸縮性とハリと凸凹が見事に共存していて、手作業のようなクラフト感があり、温かさと力強さが感じられます。

3年穿き込んだときの色落ち具合は上写真(2017年SSモデル)のとおり。5年後、10年後には下写真のサンプルようにきれいに色落ちしてヴィンテージさながらの雰囲気を纏っていくと聞けば、自分だけの1本を育てたくなる。経年変化を考えながら、紡績、染色、そして「G9」での織布の工程を緻密にコントロールできるのが、130年近い歴史と一貫製造体制のノウハウを持つ『カイハラ』の本領。快適、かつ本格的なデニムの生地はこうして完成するのです。

ストレッチセルビッジデニムの色落ちサンプル

ストレッチセルビッジデニムの色落ちサンプル
「この感じ」という高次元の共通言語が、品質を下支えている。

「この感じ」という高次元の共通言語が、
品質を下支えている。

デニムが完成するまでの工程で、特に目に焼きついたのは“人の手”です。紡績された糸を染色機に通す段階でロープ状に束ねられるときも、「G9」でデニムが織られているときも、仕上がり具合を表す基準は存在しません。聞けば、『カイハラ』の誰もが糸や生地を撫でるように触りながら「この感じです」と口を揃え、わずかなニュアンスの変動があれば機械の微調整を繰り返していました。ざらつき、硬さ、厚みなどは、言葉ではなく「この感じ」でしか伝えられないそうで、熟練の技師たちが共通して持っているその皮膚感覚こそが、ストレッチセルビッジジーンズの高い品質を支えているのです。

「この感じ」という高次元の共通言語が、品質を下支えている。
伸縮率や強度は、徹底した数値を出して細かくチェックされる。

伸縮率や強度は、徹底した数値を出して
細かくチェックされる。

技師の優れた皮膚感覚によって、デニムの風合いや表情のクオリティが保たれている一方、品質の土台となるストレッチ性や生地強度などの検査は、すべて自社のラボで行われています。強度は、染色前の糸と、織り上がった生地、その2段階でチェックされ、ストレッチ性は、鉄の重りを使って適正値かどうか確認されています。

また、新品はノンウォッシュ状態のため、洗濯によってねじれが必然的に発生してしまいますが、『カイハラ』では、ねじれてしまう方向の逆側にねじりを加えながら織っていて、できあがった生地が設定値かどうかもチェックされています。こういった細かい数値化と妥協のない検査の積み重ねが、安定した品質に繋がっているのです。

生地が適正値に捻れているかを検査。

紡績糸の強度とストレッチ率を計測。

織物の引き裂き荷重と伸び率を測定。

生地が出荷される前の最後の検反工程は、人の目で厳しく行われる。

生地が出荷される前の最後の検反工程は、
人の目で厳しく行われる。

人と機械。アナログとハイテク。その両方のいいとこ取りでデニムが出来上がると、出荷前に検反機で生地に不具合がないかが検査されます。織機が停止してしまったときに生じる“ストップマーク”という横に入る線や、空中に舞う微細な綿が混入してしまう“風綿とびこみ”が多く、他にも、縮みやヨレなど多岐に渡りますが、それらをチェックするのは機械ではなく技師の目。ぱっと見では気づかないような風綿も見逃さずにピンセットで取り除かれ、ようやく縫製工場へと出荷されるのです。

1mm以下の微細な風綿も取り除かれる。

1mm以下の微細な風綿も取り除かれる。

通称“ゴミ部屋”に並ぶ膨大な数のサンプルが、『カイハラ』を物語る。

通称“ゴミ部屋”に並ぶ膨大な数の
サンプルが、『カイハラ』を物語る。

『カイハラ』がこれほどまで緻密に一貫体制のデニム作りができる理由は、本社の応接間の奥にひっそりと佇む通称“ゴミ部屋”にありました。

過去数年で作られた生地サンプルが、ずらりと約9,500枚。別の場所にもう1部屋分あり、トータルでおよそ19,000枚。正統派なセルビッジデニムもあれば、ストレッチ素材のデニムも数え切れないほどあり、中にはラメ入りや銀糸を織り込んだものまで多種多様。この中から、商品化したのは10%に満たないと聞いて驚いた反面、これほどまでのトライとエラーがあるからこそ、ストレッチセルビッジジーンズという画期的な発想に結実しているのだと深く納得しました。世界のデニムシーンを牽引しながら、伝統や固定観念に縛られず新しいことにチャレンジし続けている『カイハラ』の歴史と職人気質が、このデニムにすべて詰まっているのです。

穿き続けるほどに風合いと愛着がぐんぐん増していくストレッチセルビッジジーンズ。1年、5年、10年と、“相棒”のように一緒に歳を重ねていくと、味わい深い、自分だけのヴィンテージに育っていきます。

過去にUNIQLOと共同開発してリリースしたセルビッジデニム。ノンウォッシュの状態からウォッシュド仕上げのサンプルまで、細かいスペックシートが添付された状態で保管されていました。

快適なストレッチ性+美しい経年変化。これまでにない画期的なデニムは、『カイハラ』との共同開発で生まれた。

●洗濯方法

単独で洗って下さい。洗濯で色褪せることがあります。他のものに色が移ることがあります。淡色の衣類との組み合わせにご注意ください。また、着用時は、他の衣類、雑貨小物、又、ソファーや車のシート等に色移りする場合がありますのでご注意ください。糊がついたノンウォッシュデニム製品のため、洗濯・乾燥方法により他の製品より大きく縮む場合があります。タンブル乾燥はお避けください。

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