ふだん着を、もっと良い服へ。
肩肘張らないジャケットを。
通常のジャケットほどかっちりしていなくて、軽く羽織れるクリーンなアイテムを。そんな思いから、ニット素材を使った一枚仕立てのジャケットを開発しました。ニット素材はソフトな着心地が特長である一方、ヨレやすく、立体感を出しづらいのが難点。そこでユニクロは、パーツ毎に厚みの違う編み地を使用することで、やわらかさと適度なハリ感との両立を実現。さらに、ヨレ防止の工夫を細部に施すなど、ものづくりのこだわりが惜しみなく注ぎ込まれた一着です。


通常のジャケットほどかっちりしていなくて、軽く羽織れるクリーンなアイテムを。そんな思いから、ニット素材を使った一枚仕立てのジャケットを開発しました。ニット素材はソフトな着心地が特長である一方、ヨレやすく、立体感を出しづらいのが難点。そこでユニクロは、パーツ毎に厚みの違う編み地を使用することで、やわらかさと適度なハリ感との両立を実現。さらに、ヨレ防止の工夫を細部に施すなど、ものづくりのこだわりが惜しみなく注ぎ込まれた一着です。
Product Stories
シンプルを生む、複雑な計算。
このジャケットに触れてみると、パーツごとに編み地を変えているのがわかります。左右の前身頃は、厚手のしっかりとした編み地でハリ感を出す。袖と後ろ身頃には薄い編み地を採用することで、ごわつきを防ぎ着心地よく。通常、厚みの異なる生地は、見た目や風合いも異なるものですが、縮み方の違いまで考慮した縮絨加工を施すことで、境目を感じさせない均一な見た目に仕上げています。シンプルな美しさの裏側にあるのは、緻密な計算と熟練の技術です。


ニットでも、ビシッと。
ジャケットの印象を決めるのは、なんと言ってもラペル(襟)周り。通常のジャケットでは、表地と裏地の間に芯を入れることでシャープな形状をつくりますが、一枚生地のニットジャケットではそうはいきません。そこで、ラペルの裏側に伸びにくいステッチを採用することで、布帛のジャケットのようにきれいなラペルの返りを実現しました。また、袖口も縫い目がないので、すっきりとしたエッジに。ニットだからといって、美しさへの妥協はいっさいありません。


技術と情熱を、ぎゅっと凝縮。
さっと羽織れる気軽さと、きちっとした見た目を両立させる。「これまでにないニットジャケットをつくりたい」という英国の著名デザイナー、クレア・ワイト・ケラーの思いを形にすべく、「ニットイノベーションセンター*」で糸づくりから開発がスタート。しかし、編み方やサイズの異なるパーツを組み合わせて一つのジャケットを仕立てるのは至難の業でした。特に困難を極めたのが、生地を収縮させ独特の風合いを作る「縮絨加工」。パーツのサイズや加工具合など、最適なバランスを求めて何度も調整を重ねました。軽やかで美しい一枚には、プロフェッショナルのこだわりが詰まっています。
*3Dニットを中心としたユニクロニットの研究・開発施設。


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