
独特のプリント柄と美しい色彩で知られるブランド、マリメッコのオリジナルパターンは1951年の創業時から現在に至るまで3,500種以上ものデザインが生み出されています。タイムレスな魅力にあふれるアイコニックなプリントたちは、何千色ものカラーパレットに染められ、プリントのラインナップはさらに進化を続けています。今回の夏限定コレクションで登場する6つのパターンをご紹介します。
- 01Ruukku(フラワーポット)
- 02Melooni (メロン)
- 03 Lirinä(ゴボゴボと水が流れる音)
- 04Demeter(ギリシャ神話の女神)
- 05Asema(駅)
- 06Galleria(ギャラリー)
Ruukku(フラワーポット)



Ruukku(フラワーポット)
マイヤ・イソラ, 1972年
マイヤ・イソラは、キャリアを通して自然からヒントを得た作品を多数発表し続けました。特に花は、ほぼ毎年多種多様なタッチで描き登場してきた、マイヤ・イソラを代表するモチーフ。Ruukku(フラワーポット)では、満開の花をふんだんに描き、波打つ花の海を表現しました。
Melooni (メロン)



Melooni (メロン)
マイヤ・イソラ, 1963年
抽象的な自然の形を定型化した大きなプリントMelooni(メロン)は、1960年代のマイヤ・イソラの作品の中で時代の空気感を見事に捉えた作品のひとつです。
Lirinä(ゴボゴボと水が流れる音)



Lirinä(ゴボゴボと水が流れる音)
ペンッティ・リンタ, 1972年
1969年から1987年までのペンッティ・リンタの作品は、多様性に富んでいました。彼は印象的で想像力豊かなプリントと、抑制された幾何学的なプリントの両方の制作に長けていました。液状のLirinä (ゴボゴボと水が流れる音)は夏の海を彷彿とさせるデザインです。
Demeter(ギリシャ神話の女神)



Demeter(ギリシャ神話の女神)
脇阪克二, 1970年
脇阪克二の手によるDemeter (ギリシャ神話の女神)は、小さな花柄をあしらったパターン。プリントは手作業によるもので、特に花びらと中心部分の色の重なりは、何百回もテストを重ねて生み出されました。
Asema(駅)



Asema(駅)
ペンッティ・リンタ, 1970年
1970年代にペンッティ・リンタによってデザインされたAsema(駅)は、年月を経てウェアだけでなくさまざまなアクセサリーにもデザインされています。このプリントは、整然としたミニマリスティックなデザインが特徴です。
Galleria(ギャラリー)



Galleria(ギャラリー)
ヴオッコ・エスコリン=ヌルメスニエミ, 1956年
マリメッコのプリントの歴史は、いつもストライプに彩られてきました。ストライプのみが単体で用いられることもあれば、静かな脇役としてデザインを支えることもあります。1〜2シーズンで姿を消すストライプもあれば、何十年にもわたって愛され続けるストライプもあります。その中でも、ヴオッコがデザインしたGalleria (ギャラリー)は、タイムレスな定番となった力強いストライプ・プリントのひとつです。