ユニクロ復興応援プロジェクト
協働NGO5団体の活動報告
Jan 22, 2013 SOCIAL INNOVATION


去る1月18日(金)に、「ユニクロ 復興応援プロジェクト」に参加いただいているNGO5団体の本プロジェクトに関する活動報告がユニクロ社内において開催されました。今回は、その報告会の内容をメインに各NGOの活動をご紹介します。

今年3月で東日本大震災から丸2年を迎えようとしていますが、月日が経過するにあたり被災地における支援のニーズは変化し、まだまだ多くのサポートを必要とする地域、人、団体があります。

ユニクロでは、震災発生直後から義援金や従業員ボランティア、衣料支援などを行ってきました。そして、2012年2月からは東日本大震災の被災地への自立支援、雇用創出、コミュニティ再建などの支援を行う「ユニクロ 復興応援プロジェクト」を始動しています。

活動の一つとして、皆さまにお買い上げいただいた2012年3月の全店舗売上から3億円と、お預かりした店頭募金を合わせて支援金とさせていただき、その支援金をもとに東北での自立支援、雇用創出、経済支援に取り組むNGO(非政府組織)を3年間に渡り、サポートしています。

■特定非営利活動法人 JEN
JENは、「夢や希望のある街、石巻」を目指し、宮城県石巻市の大街道小学校、貞山小学校、釜小学校、荻浜小学校、門脇中学校にボランティアを派遣し、環境づくりの支援を行っています。教育環境の改善策として、子どもたちとともに学校の除草作業や側溝清掃、図書の整理、環境美化などを進めています。また、ユニクロがサポートしている車イスプロテニスプレーヤー国枝慎吾選手も釜小学校に訪問し、子どもたちとテニスを通じた交流を行いました。

左 門脇中1年生が企画した「花いっぱい運動」の様子
右 JEN広報の濱坂 都さん



■認定NPO法人 IVY
IVYでは、就労を希望する被災者を雇い、ユニクロからの支援金を支払う「キャッシュフォーワーク」を実施しました。また、ローカルパワープロジェクトとして、特に女性を多く支援したいということから、宮城県気仙沼市で保育士さんたちが自力で再建されたキッズルームおひさまと、つぼみ保育園に、人件費や労務、経理面での支援のほか、法人化に向けた活動のサポートを行いました。

左 山形市であいびぃ保育園(福島からの避難児専用)も支援
右 IVY理事・事務局長の安達 三千代さん



■一般財団法人 東北共益投資基金
東北共益投資基金が行った活動は、ユニクロなどからの寄付金を基にした共益投資を通じ、新たな地場産業モデルを創出しています。国内90%のシェアを占める硯事業者の復活を支援し、新事業として「硯石の食器」を展開しました。また、起業支援の一環として設立した森の漁火工房(ピースネイチャーラボ)は、地域人材100人の雇用を目指しています。

左 第二号案件・佐藤造船所の、震災後初めて修理を終えて進水させた船舶、船主とそのご子息
右 東北共益投資基金代表理事の坂本 忠弘さん



■特定非営利活動法人 プラネットファイナンスジャパン
プラネットファイナンスジャパンは、従業員20名以下の小規模事業者を対象とした新規事業の創出、再雇用の助成などを支援してきました。これまで、ユニクロからの支援資金を含む三陸復興トモダチ基金によって、241の企業、1000人以上の被災者を支え、気仙沼市で三代続く老舗洋菓子屋や岩手県陸前高田市の印刷会社では、雇用の助成支援が実施されました。

左 雇用助成を受けた老舗の御菓子司「いさみや」のみなさん
右 プラネットファイナンスジャパン エグゼクティブ・ディレクターの田中 和夫さん



■特定非営利活動法人 ADRA Japan
ADRA Japanは、福島県の浪江高等学校、双葉翔陽高等学校、富岡高等学校から避難先の学校に通う生徒を対象に、人材育成プログラムを実施しました。いわき明星大学の施設を共同利用している双葉翔陽高等学校、富岡高等学校では、ユニクロと共同してTシャツを作りました。講師にUT事業チームを迎え、Tシャツ作成を通して人材を育成するプロジェクトを授業の一環として進めています。


左 Tシャツデザインのコツを真剣に聞き入る生徒たち
右 ADRA Japan東日本大震災・復興支援担当の馬渕 純子さん



「ユニクロ 復興応援プロジェクト」も今年で2年目を迎えます。東北の被災地で支援活動を応援している中、被災者の方々にとって衣料はとても身近で重要な存在であることを再認識いたしました。

ユニクロおよびファーストリテイリンググループは、今後もNGO団体との協働を通じ、被災地支援を続けてまいります。