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How to layer it on
ライフスタイルを形作る5人のレイヤリングストーリー

How to layer it on
ライフスタイルを形作る5人のレイヤリングストーリー

あなたの個性、あなたの着こなしは様々なものが折り重なってできている。それぞれの個性から見る、秋冬のレイヤードスタイル。



日々街を行き来しながら食へと乗せる、祖母への想い

“大人になって初めて、食を通して自分の想いを表現していることに気づいたんです”
- ダイアン・チャン / Diane Chang
(ケータリング会社オーナー)

「子どもの頃は、祖母が作ってくれる料理に感謝などしていなかったわ」と、サンフランシスコ育ちの中国系在米一世、ダイアン・チャンは話す。「大人になってやっと、祖母が毎日どれだけ一生懸命料理を作ってくれていたかということに気づいたんです。それまでは、私がテレビを見ている間に料理はできていて、『いただきます』と言うだけでした。祖母は野菜の栽培からチリソースまで、すべて一から自分で作っていました。でもある時、祖母と一緒にキッチンに立って、彼女が料理をする様子を見ながら、その内容を記録しようと思ったの。当時、祖母はすでに90歳を超えていたこともあって、この料理を受け継いでいかなくてはならないんだと気づいたんです」

彼女が“ポポ”と呼んでいた祖母は、2015年にこの世を去った。

ダイアンは祖母と食への愛情をもってケータリング会社“Po-Po’s(ポポズ)”を立ち上げた。ファミリー向けの5品のコース料理から、数百人規模の企業のオーダーを受けている。「料理のほとんどは私の記憶がもとになっているわ。祖母が使っていた材料に、彼女の哲学と私のアイデアを掛け合わせてレシピを考えています」

そして彼女はこう続ける。「祖母は食を通して皆とコミュニケーションを取っていました。人を気遣ったり、愛情を注いだりね。大人になって初めて、食を通して自分の想いを表現していることに気づいたんです。それが祖母から受け継いだことだと思うし、だからこそ今でも深いつながりを感じるわ」


スタイルへのこだわり

一日中出入りしているから、温度調節しやすい重ね着が必要不可欠。ファーマーズマーケットやチャイナタウン、自分のキッチンや誰かの家に行く時も。イベントの時は、事前に何を着るか決めておくことも重要なんです。たとえば、着替える時間がない時は、着ていたお気に入りのセーターの上に、清潔感のあるドレスシャツや何かオーバーサイズのものを羽織っていくの。そして夜、友達と会う時は、そのシャツを脱いでセーターだけのスタイルにも。ベーシックなものほど慎重に選ぶ方だと思います。シンプルで仕立てがよく、でもどこかユニークな服が好き。



【着用アイテム】
メランジウールコート
ヒートテックブラタンクトップ
2wayストール(ダブルフェイス)
ヒートテックソックス
カットソーリブサロペット
リブモックネックセーター ※11月下旬販売予定



クラシックとベーシックを愛する唯一無二のスタイル

“人は常に学び時に失敗しながら成長していく”
- マックス・ポギーラ / Max Poglia(プロダクトデザイナー)

「僕のデザインしたナイフは、ひとつとして同じものはないんです。フォーマットなどはなく、すべて手描きのデザインです。そして、どの工程にも伝統的な技法を用いています。だからすべて違った仕上がりになり、それが美しさとなる。そんな不完全さに宿る美しさは、日本語でいう“わび、さび”の世界にも通じていると思う。不揃いなものや質素なものを受け入れる価値観を僕は大切にしています」。そう語るのはイタリア系ブラジル人デザイナー、マックス・ポギーラ。

計算しつくされた不完全さが美しい帽子やバッグ、ブランケット、コルク抜きなどが揃うマックスのブランド“Poglia”。男らしさの中に繊細さも感じるプロダクトには、そのすべてに彼の哲学と想いが込められている。マックスのブランドは、彼の祖父がブラジルで50 年もの間営んでいた雑貨店で、宣伝のため配っていたナイフがインスピレーションのもととなり始まった。マックスはデザイナーとして、進化し続けている。

「人は常に学び、時に失敗しながら成長していく。Pogliaのプロダクトにもそんな“美しい失敗”から生まれたアイテムがたくさんあります」初期にデザインしたプロダクトのひとつに、海に濡れて乾いたレザーの色の変化を表現したバッグがある。「実は誤って濡らしてしまってできたシミがもとになっているのだけど、それが今ではPogliaを象徴するアイテムになったんです」


スタイルへのこだわり

僕はブラジル出身だから、冬の着こなしなんて知らないと思われがちだけど、僕の育った南の地域は冬になるとすごく寒いんだ。僕が好きなのは、ワークウエアのような、クラシックなアイテムとシンプルなアイテムの組み合わせ。たとえば寒い雨の日の打ち合わせの後、暖かい室内に戻った時など、下にTシャツを重ね着していると便利です。重ね着は僕の定番のスタイル。アウターを2~3枚重ねて着ることもあるんだ。特に好きなのはレザーとミリタリージャケットだね。


【着用アイテム】
ブロックテックパーカ
Uブロックテックモッズコート
フランネルシャツ(ムジ)
リブクルーネックセーター
ヒートテックエクストラウォームタイツ
ヴィンテージレギュラーフィットチノ
ヒートテックエクストラウォームクルーネックT(9分袖)



芸術も服も自分を伝える大切な手段

“自分がどういう人間なのかということを服で表現しているわ”
- キンバリー・ドリュー / Kimberly Drew(ライター)

「できるだけ多くの芸術に触れてほしいという両親の想いから、幼い頃から美術館に行ったりなど、私はアートが身近にある環境で育ちました。アートは、私という人間の一部なんです」

ライターであるキンバリー・ドリューの活動は、物を書くというだけにとどまらない。ソーシャルメディアにも精通している彼女は、芸術作品の中に描かれたアフリカンアメリカンの文化を、インスタグラムを通して発信している。それがきっかけとなり、大学で講義の機会を持つようになった。

「学生とつながりを持つことがおもしろいの。私のアートの解釈は独特だと思うけれど、私は学生たちに、典型的な授業内容以上のことを伝えていきたいと思っています。彼らの生活は、たくさんの情報に満たされているけれど、それをどう解釈するかは自分次第。アートの表現を言葉にするのは難しいけれど、もし私が学生だったら、より多くの解釈を知りたいわ。だから型にとらわれない、より多くの考えを伝えることを心がけています」

講義の後、彼女はよく学生と一対ーで会話をするという。「これがすごく楽しいの。人とつながって、そして彼らからも学んでいきたいんです。アートっていつも新しい発見があっておもしろいの」


スタイルへのこだわり

服は新しく出会った人とつながるきっかけになると思っています。自分がどういう人間なのかということを、服で表現しているわ。大ぶりのイヤリングのように、会話のきっかけになるインパクトのあるアイテムや、親しみのあるカジュアル感をプラスするのが好き。いつも自分にとって満足のいくバランスを探しているわ。アスレジャーって私のためのファッションだと思う! リラックスしているけどちゃんと見えるなんて、まさに私の理想のスタイル。特に、ゆったりとしたパンツとセーターがお気に入り。私といえばセーターというくらいだから。重ね着は自分自身のストーリーを語るきっかけになると思うわ。



【着用アイテム】
U コットンツイルパンツ
ウルトラライトダウンシームレスパーカ
ヒートテックレギンス(10分丈)
ヒートテックリブUネックT(長袖)
リブモックネックセーター  ※11月下旬販売予定
ブロックテックフリースパーカ(長袖)
MEN ヒートテックソックス
※ソックスはオンラインのみ先行販売。店舗では9月下旬販売予定。



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