スゴイの、ゾクゾク。UT!2017

バンドマンUT部

第4回 三原 健司・康司 loves SPRZ NY

© 2017 The LeWitt Estate / Artists Rights Society (ARS), New York Project: 2017 by The Museum of Modern Art

最旬カルチャーとコラボしたUTから、最旬アーティストが自分の選んだ一枚を着こなす!語り尽くす!『バンドマンUT部』次の部員は、一度耳にしたら“忘れさせてくれない”楽曲を生み出し続けるフレデリックから、双子である三原 健司・三原 康司の二人!

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「直感で選んだTシャツが、お
互い幾何学モチーフ。でも、
対照的なんです。」

SPRZ NYのSUPERGEOMETRICから、このUTを選んだ理由を教えてください。

健司:基本的に服は、象徴的なものが好きで。見た人に「あのTシャツだよね」って一発で覚えてもらえるものがいい。このUTってもう、まさに象徴的じゃないですか。一目惚れしたところがあって、それが自分にとっての決め手でしたね。

康司:僕も一目惚れ状態で「あっこれ!」ってなったんです。僕は長く着られるものが好きで。このUTのデザインはミニマルな感じじゃないですか。それが究極にかっこよくて。全てのお洒落が詰まってるデザインだなって思いました。僕らも結構、グッズデザインに幾何学モチーフを使うんですけど、そういうものこそ着やすくて長く一緒にいられる感じがしてて。そこに愛着と温もりを感じて着倒していくことが、すごく好きなんです。だから選んだ理由は、長く着られるのと、シンプルにかっこいい。それですね。
健司も僕も、お互いに◯と△が入ってるのが面白いですよね。「ちょっと似てるやん」って思った(笑)。でも、健司は黒を選んで、僕は白を選ぶっていう。

二人は双子の兄弟。左が兄の健司、右が弟の康司。

二人は双子の兄弟。左が兄の健司、右が弟の康司。

このUTはNY近代美術館(MoMA)とのスペシャルエディション。バンドのアートワークも担う康司さんは、MoMAに行ったことはありますか?

康司:まだなくて、ずっと行きたいなと思っています。国内では、最近忙しくてなかなか行けてないんですけど森美術館によく行きますね。
美術館はやっぱり刺激が多い。刺激を受けた後に、どんどん言葉が出てきたりすることがあるんです。それ目的で行ってるところもありますね。作品を見るのも描くのも好きなんですが、その中から生まれてくる音楽のアイデアも好きで。行くタイミングは、「今ほしいな」と思った時。映画を観たり、Pinterestというアプリでアートを見たりもします。あとは、リラックスしたら「もしかしたら奥からなんか出てくるんじゃないか?」っていうのがあるんで、急にものすごく休んだり。感じるままにいたいので、自分から無理に絞り出さないようにはしていますね。

フロントマンの健司さんは、普段アートに触れたりされますか?

健司:作っていそうなイメージを持ってもらえることもあるんですけど。僕はどっちかというと、ものを作ったり何かを書くより、自分の身体で表現することが好きなんです。マラソンをしたり、歌を歌ったり。自分を使って表現しますね。
美術館にもそんなには行かなくて。でも音楽は、康司に教えてもらったり、自分でそこからルーツを探ったり、どんどん吸収していますね。
「たま」というバンドが好きなんです。「たま」はすごくインパクトのある音楽をやっているにも関わらず、ずっと聴き続けていられるというのが根底にあって。康司もさっき「長く着続けられるものが好き」って言ってましたけど、そういう要素を根本に持ってるバンドがすごく好きです。

健司さんは、音楽からアートワークまで関わる康司さんのことをどう感じていますか?

健司:もともと僕と康司は高校から音楽を始めて、一緒に軽音楽部にも入って。そこから僕は音楽の専門学校に、康司はデザインを学びに芸大に行くんですけど。そもそも僕は、康司の感性に惹かれて音楽を始めたところがあって。その感性は、自分にとって一番大事なものだと思っているんです。だから僕は、一生続くバンドが組みたいと思った時、康司に声をかけた。信頼を置いてますね。
でも康司が作ってくるものに対してリスペクトはしつつも、自分のボーカルの色っていうのもすごい大事にしていて。康司の作ったものを昇華してもっといいものにしようっていう意識で、曲作りとアートワークの全体に関係するようにしています。

このUTもまさにそうなんですけど、対照的になるんです。

双子のお二人ですが、服や食べ物の好みが一緒になることはありますか?

康司:逆に、嫌いなものがカブってました。もう食べられるようになったんですけど、二人ともトマトが苦手でした。

健司:そして食べられるようになった時期もだいたい一緒ですね。

期せずしてペアルックになってしまうようなことは?

健司:あー、それは意識的に避けてますね。康司がこういう色が好きなら、じゃあ自分はこういう色の方が合うかな、とか。全然違う色を選んでたりしますね。このUTもまさにそうだと思うんですけど、対照的になるんです。

二人が選んだもう一枚のTシャツも、どこか似ていて、しかし対照的。

二人が選んだもう一枚のTシャツも、
どこか似ていて、しかし対照的。

お二人にとって、Tシャツとは?

健司:自分はこういう人間なんだっていうのを、一枚で表現できるもの。例えば僕は、猫の目がついてるTシャツだったり、白ベースにすごい柄の刺繍が入ったTシャツを持っているんですけど、それを一枚着るだけで「僕はこういうものが好きなんです」っていうことをはっきり表現できるんです。夏フェスでバンドTを着ている人も「私はこのバンドが好きなんです」って表現しているんだなって思いますね。

康司:僕は、ラク、ですかね(笑)。最近、季節変わったじゃないですか。「Tシャツが着られる!」って思える瞬間、本当に嬉しいですよね。日本は気温がすごい変わるじゃないですか。その中でTシャツって、コンパクトにまとめてお洒落できるし、何も考えずに楽しめるものだなあって思っています。

実は、音楽にも服にもアートにもストイックなあの人を。

フレデリックとユニクロは以前、フリースでもコラボしました。

康司:あの時は、僕らの曲『オドループ』のMVに特徴的なダンスがあるんですけど、それを僕らも踊って。実は僕ら自身が踊ったことって今までなかったんですよ。結構ぎこちなかったですね(笑)。本人たちはうまく踊れなかったっていう。

バンドマンUT部は紹介制です。お二人はCzecho No Republicタカハシマイさんからの指名でした。

康司:チェコとはバンドぐるみでよく遊んでて。ボーカルの武井さんもすごく面白くて、想像の斜め上から意見を言ってくれる人なんですよ。それが好きで、こんな先輩いないよなと思って。

次のバンドマンUT部には、誰を呼びたいですか?

健司:じゃあ、実は、音楽にも服にもアートにもストイックなあの人を。

康司:この前メンバーで初めて家に遊びに行って。呼ばれたときは嬉しかったな。

健司:音楽理論もすごく詳しいし、家に帽子とかもめちゃくちゃ置いてあるんですよね。たぶん毎日違う格好しないと落ち着かない人なんやろうなっていう。

康司:本当にお洒落な人。どんな着こなしをするのか、かなり楽しみです。

色んな魅力をお持ちの方なんですね、お会いできるのが楽しみです!

次回バンドマンUT部第5弾は、5月19日(金)アップ予定!実は、あらゆることにストイックなアーティストが着こなすUTをお楽しみに。

バンドマンUT部 NEXT UP 5.19

SPRZ NY SUPERGEOMETRIC
SPRZ NY SUPERGEOMETRIC

「服とアートが出会う場所」がコンセプトの、MoMAとのコラボレーションプロジェクト・SPRZ NY。線・色・図形を巧みに用いた幾何学アートの「SUPERGEOMETRIC」シリーズは、Tシャツのシルエットも、着たときの模様が生きてくるように少しワイドなデザイン。

フレデリック

フレデリック

三原健司(Vo./Gt.)、三原康司(Ba.)の双子の兄弟と、赤頭隆児(Gt.)、高橋武(Dr.)で編成されるロックバンド。ユーモアに富んだ歌詞と中毒性の高い楽曲が話題となる中、MASH A&Rオーディション初年度の特別賞を受賞。昨年2016、メジャー1stフルアルバム「フレデリズム」をリリースし、どのシーンにも属さない「オンリーワン」の楽曲とそのスタンスに注目が高まっている。
http://frederic-official.com/

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