アダム・スコット×UNIQLO 2016年日本オープン特集
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プロゴルファー アダム・スコット

プロゴルファー アダム・スコット

プロフィール
アダム・スコット(Adam Scott)
1980年7月16日、オーストラリア・アデレード生まれ。36歳。
両親の影響で幼少期にゴルフを始める。
アメリカの大学に進学した後、2000年にプロ転向。
2003年にアメリカPGAツアーで初勝利を飾る。
タイガー・ウッズの後継者のひとりとして将来を嘱望され、
2013年にオーストラリア出身選手として初めてマスターズを制した。

自身にとってのメジャー初制覇となった同大会の直前に
UNIQLOとグローバル ブランド アンバサダー契約を締結。
ブランドコンセプトであるLifeWearとゴルフとが融合
する新たなプロダクトの共同開発を進めている。
世界ランキング1位の座を射止めた2014年から3年連続で日本オープンに出場。
ことしは日本の若手ビッグ2、松山英樹と石川遼とともにタイトル争いに身を投じ、
ナショナルオープンとしての大会の価値向上に大いに貢献した。

※ 着用している一部ポロシャツ、パンツは2017年販売予定です。

1927年に開始された日本のナショナルオープン。
日本ゴルフ協会(JGA)が主催する国内メジャートーナメントのひとつで、
プロ、アマチュアがともにその年の「日本一」の称号を争う。
優勝者には日本ツアー競技の最高賞金額である4000万円および5年間の長期シードを付与。
歴代王者には通称"AON"青木功、尾崎将司、中嶋常幸も名を連ねる。
第81回の開催を迎えた2016年大会は埼玉県の狭山ゴルフ・クラブを舞台に行われた。

2016.10.13(火) フューチャー・ゴルファーズ・セミナー

日本オープンに3年連続3度目の出場を果たしたアダム・スコットは、2015年大会に続いて、今年も場内で「フューチャー・ゴルファーズ・セミナー」に参加した。開幕2日前の午後、全国から選抜された約40人の学生選手を前にして行ったトークショー。将来、プロゴルファーとして世界に羽ばたくことを夢見る金の卵たちに向けて、活きたメッセージを残す伝道師になった。

 キーワードは「世界」―――
 ゴルフ界でも刻一刻と進むグローバル化、ボーダーレス化。若くして海を渡り、いまや活躍の舞台をワールドワイドにひろげたアダム・スコットは、そんな時代を象徴する選手のひとりでもある。両親に導かれてクラブを握った幼少時代。母国の英雄、グレッグ・ノーマンに憧れて研鑽を積み、国を代表するジュニアゴルファーにまでなった彼は、若くして海を渡り、アメリカの大学に進学してさらに頭角を現した。

「僕たちオーストラリア人は、プロとして成功するためにはまず世界に出なくてはならなかったんだ。自分たちの国のツアーは、アメリカやヨーロッパ、日本のように成熟したものではなかったからね」

プロゴルファーとしての飛躍、イコール、海外進出。そういった図式は同国出身選手たちにとって、ごく自然なものだったのである。

2003年に世界最高峰のアメリカPGAツアーで初優勝。プロとしての礎を築くと、瞬く間に世界のトッププロとして認知されるようになったが、異国での生活は、英語が母国語であっても、かならずしもたやすいものではなかった。
「世界に出て問われること、大切なのは忍耐力だと思う。慣れている土地を離れて、ネガティブな気持ちになること、ストレスを抱えることはしばしばある。それに耐える力は経験を重ねることで養われていったんだ」

紳士のスポーツと言われるゴルフも、選手たちがひとつひとつのプレーに感情をあらわにすることが珍しくない。不甲斐ない一打に対し、反射的にフラストレーションを吐き出すようなアクション…。昨今のツアーでは、百戦錬磨のトッププレーヤーにおいても同様のシーンが日常化しているが、スコットの所作はそれらとは一線を画すものだ。怒りを体内に抑え込み、見る者を決して困惑させない。
「昔は僕もイライラしてラウンド中に感情を態度に出してしまうこともあった。それも経験を積むことで解消してきた。プレー中のたったひとつの行動が、日々の練習で積み重ねてきた努力を無駄にしてしまう可能性がある。1週間を台無しにしてしまうかもしれない。失敗したことをいかにポジティブにとらえて、次の機会にどうつなげるかが大切なんだ」

自然を相手にするゴルフというスポーツは、得てして人間の力の及ばないところで勝負の明暗が分かれたりもする。あるいは、選手にとっては時に理不尽にも思える人為的な力がゴルフゲームを左右されることもある。2016年はスコットにとっても大きな転機となるシーズンだった。数年来、グリーン上で長尺パターを愛用してきたが、今年1月にルールが変わり、クラブを手以外の体の一部に固定してストロークする打ち方が規制され、通常のシャフト長のパターを使うことを余儀なくされた。

「タフな決断だった。5年もの間、長尺パターを使っていたから」
それでも彼は試練に真正面で向き合った。
「“仕方がないからやる”という姿勢ではなく、チャレンジを楽しむことが大切なんだと思う。挑戦することから逃げずに、エンジョイする。僕はそうすることでまた勝つことができた」
ルール変更から間もない2月末のアメリカPGAツアー・ホンダクラシック、さらに翌週のWGCキャデラック選手権で2週連続優勝。スコットはグリーンでレギュラーレングスのパターを力強く握りしめ、勝利の余韻に浸った。
海外挑戦で養ってきた忍耐力。スコットはゴルフ人生をかけて培ってきたものを、いまも堂々と披露しているのである。
目を輝かせてマスターズ王者の話に聞き入った将来のプロたち。
イベントの最後、日本の学生トップアマから質問が飛んだ。
「アメリカPGAツアーで活躍するために必要なことはなんですか?」
スコットは少しの間、静かに、口元から笑みを消して答えた。
「PGAツアーは本当に厳しいところだ。どんなトップ選手でも思い悩み、苦しんでいる。ドライバーショットからパターまで、すべての面で最高レベルの技術が必要だ」

テクニックだけではない、精神面や体力面での充実も欠かせない。
ただそこは、誰かの模倣だけで生き残れる世界でもない。
「僕も成長過程でグレッグ・ノーマンやタイガー・ウッズのようにプレーしたいと思ったことがあった。けれどいつの日か、“アダム・スコットのベストゴルフ”を確立しなければいけないということが分かったんだ。例えば、ロリー・マキロイとジョーダン・スピースはゴルフのスタイルがまったく違うでしょう。でも彼らはそれぞれ、メジャータイトルを獲った。トッププレーヤーになる方法はひとつではないはずです」

今年の日本オープンには、松山英樹、石川遼というアメリカを主戦場とするふたりが4年ぶりに出場した。
「ふたりとも皆さんとそう年齢が変わりません。彼らは勇気を持って日本を飛び出し、チャンスを活かしてアメリカでプレーしている。皆さんもいつかこういった場で、次の選手に何かを伝える選手になってほしい」

 世界に羽ばたきたい、という夢があるならば――困難に立ち向かう勇気は、最低限欠くことのできないもの。 36年間の人生、15年以上に及ぶプロのキャリア。実体験を基にした心あるメッセージは、聞く人すべての胸に響くものだったはずだ。

※ 着用している一部ポロシャツ、パンツは2017年販売予定です。

2016.10.11(火) 公式会見

――今大会のコースへの印象は
今年も素晴らしいコースだと思います。前回出場した2大会よりも僕のスタイルに合っているかもしれません。距離も長く、タフで、アメリカPGAツアーのコースに近い。ラフからのショットが本当に厳しいので、優勝する選手は、より多くフェアウェイをとらえたプレーヤーでしょう。もちろん4日間で10アンダーを出せれば優勝でしょうが、プレーの内容が良くなければ、上位とはどんどん差がひらいてしまいます。
――松山英樹、石川遼が4年ぶりに出場
ふたりとも米ツアーで戦う仲の良い友達ですし、かねて一緒にプレーしたいと思っていました。彼らが今週プレーすることは、大会にとっても、日本のゴルフ界にとっても素晴らしい出来事になるはずです。自分にとっても大変うれしいこと。多忙なスケジュールの合間を縫って出場した彼らの決断は大変喜ばしいものでした。
――予選ラウンド2日間で同じ組でプレーすることに
やっつけられたら良いと思います(笑)。彼らと同じ組でプレーすることも、大会にとって大きなニュースでしょう。僕にとっても忘れられない思い出になります。多くのギャラリーの前でプレーすることはとても誇らしいことです。

――アメリカPGAツアーのシーズンが終わってから2週間。コンディションについて
ツアーのプレーオフシリーズで、タフなスケジュールが続きました。最終戦のあと、1週間は完全オフにして、その後の1週間は、ヨーロッパで家族と一緒に過ごしながら練習を積んできました。まだ少し時差ボケが残っていますが、きょうゆっくり眠れれば準備が整うはずです。

※ 着用している一部ポロシャツ、パンツは2017年販売予定です。

2016.10.15(木)-10.18(日) 日本オープン結果

日本の若き“BIG2”、松山英樹と石川遼とともに同組に入った予選ラウンド。ゴールデングループを一目見ようと、会場には大会初日としては史上最多の10838人の大ギャラリーが詰めかけた。スコットはラウンド序盤から、ティーショットをラフに打ち込んだホールで苦しむ。2番パー3でグリーン奥からのアプローチをショートさせると、3mのパーパットを外してボギーが先行。続く3番ではグリーン右手前からのバンカーショットにミスが出て連続ボギーを叩いた。「タフな1日になった。こういう日はスコアメークをするためにパットが重要になるはずだが、きょうは決まらず厳しいスタートになってしまった」と、結局アウト、インともに3ボギー。「1番のティーグラウンドに向かう雰囲気は他のメジャー大会と遜色なく最高だった。ヒデキとリョウと非常に楽しく回れたのですが、ギャラリーの皆さんにバーディを見せることができず残念だった。あすは皆さんにもっと良いプレーを見せたい」と日没が近づいた寒空の下で、挽回を誓った。

※ 着用している一部ポロシャツ、パンツは2017年販売予定です。

スタートの10番で10mのバーディパットを沈め、13番ではグリーンサイドのバンカーからの2打目をカップインさせてイーグルを奪取。観衆の興奮を呼び反撃ムードを作ったが、ティーショットの不振に最後まで苦しんだ。「このコースではフェアウェイから打てなければ命取りになる。きょうは(2打目が)ラフから出すショットに終始してしまった」。チャンスを作れないまま17番ではダブルボギー。後半アウトで4ボギーを喫した。3度目の出場でまさかの予選落ちに、場内からは溢れんばかりのため息が出た。「来年もチャンスがあれば優勝するために戻ってきたい」と残したあとの週末2日も、連日1万人を超える大ギャラリーが来場。「グリーンからティーグラウンドに向かうまでに、これだけ大きな拍手を受けた試合はマスターズ以外になかった。ナショナルオープンにふさわしい、特別な雰囲気だった」。望ましい結果は残せなかったが、最高の空気作りを演出したひとりであることは言うまでもない。

3年連続3度目の出場となった日本のナショナルオープン。松山英樹、石川遼という若き才能を引き連れた予選ラウンドでまさかの敗退したものの、連日の大ギャラリーを会場に呼び込み、大会の価値向上に再び貢献した。

大会2日目 アダムスコット選手 着用アイテム

※ 着用している一部ポロシャツ、パンツは2017年販売予定です。

※ 着用している一部ポロシャツ、パンツは2017年販売予定です。

情報提供:ゴルフダイジェスト・オンライン